郵便振込用紙


お金を送金したいと思ったときには、全国各地のどこにでもあるお近くの郵便局にいくのが便利ですね。


ただ、お金を送るといってもさまざまなパターンがあります。


送り方によっては相手方に届くまでの時間や送金手数料の額が違ってきたりします。
送金の目的や状況に合わせて上手に活用したいところです。


さて、郵便局の振込用紙で送金の場合ですと、赤色と青色の2種類があります。


今回は、これがどのように違うのか?

手数料や書き方など含め、詳細にご説明させていただきます。

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 郵便局の振込用紙の赤と青の違いとは

郵便局の振込用紙には赤いものと青いものがあります。
(振込用紙→「払込取扱票」と言います)


郵便 振込用紙
郵便 振込用紙2
これは送金の手数料を

① 自分が負担するの場合 ⇒ 青い用紙
② 相手方が負担する場合 ⇒ 赤い用紙
によって色分けされているのです。


郵便局に備え付けられている振込用紙は青色になります。

送金先(お店側など)の相手から送られてくる振込用紙には赤色のものが多いようです。


つまり赤色の振込用紙は受け取る側が振込手数料を負担します。
⇒ この場合でしたら、送金する金額だけを用意しておけばよいことになります。


反対に、青色の振込用紙の場合には送る側が振込手数料を負担します。
⇒ なので、送金する金額に振込手数料をプラスして用意しておかなければいけません。


他の色の振込用紙もあるとのことです。
ですが青色と赤色の振込用紙が圧倒的に多いようです。


送金は、ATMかあるいは郵便窓口に用紙とお金を一緒に提出することによって送金することができます。


 ATMは手数料が安いが住所と氏名を忘れずに!

ATMで送金しますと、振込手数料がわずかながら安くなります。


ただし、振込用紙で振り込むときに、

住所と氏名を書き忘れないようにしてください。


お金を受け取った相手方は一体どこの誰から送金されてきたのかわかりません。


場合によっては二重払いを請求されることがあります。
くれぐれも注意なさってください。


ATMを利用しますと次のようなご利用明細票が発行されます。

郵便振込
ちなみに、振込用紙の隅に「MT」と書かれているものですと、窓口での振込みであっても、振込手数料が少し安くなります。

送金の料金はいくらなの?

送金の料金(通常払込み)ですが、窓口扱いとATM扱いで次のようになっています。

窓口扱い
払込金額5万円未満 ⇒ 203円(122円)
払込金額5万円以上 ⇒ 417円(336円)

ATM扱い
払込金額5万円未満 ⇒ 152円(71円)
払込金額5万円以上 ⇒ 366円(285円)

※( )内はMTサービスの料金

MTサービスってなに?
収納事務の機械化・ペーパーレス化の仕組みです。

通常払込みの内容を、1日分取りまとめてDVD、MT、FDなどで、受け渡しするサービスです。


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 振込用紙の書き方は?記号・番号が「0」から始まるものを使用!

赤色、また青色の振込用紙で送金する方法を


「通常払込み」
と言っています。


この、通常払込みについては、口座の「記号・番号」が「0」から始まっているものしか利用できません。

      記号      番号
< 例 >:0 ※※※※ー※ー※※※※※


(注:こちらの記号・番号のことを ⇒  振替口座 と言っています)


すでに相手方から振込用紙が送られてきている場合でしたら、

  • 記号・番号
  • 受取人の氏名(加入者名)
  • などがすでに記入されている場合もあります。
    (上の画像を参照なさってください)

    ですが、郵便局に備え付けの青色の振込用紙にご自身で記入する場合には、

    記号・番号は「0」から始まる番号のみ使用するようにしてください。


    以下が書き方です(青色の用紙ですが赤色の用紙も様式は同様になります)

    郵便振込用紙 通信欄には、商品代金の送金であれば商品名や商品番号を記入しておきます。

    郵便振込用紙1
    振込用紙(払込取扱票)の記入の仕方


    「振込」と「振替」はどう違うのか?
    「振込」と「振替」の違いですが、

    振込は: 他の銀行の口座や同じ銀行でも別の支店の口座などへの送金のことを言います。

    振替は: 同金融機関の同一名義(家族も可の場合あり)の口座間でお金を移動させること。

    ゆうちょ銀行の場合ですと、
    郵便局の口座を持っている人が他の郵便局の口座に入金する際に、口座間で取り引きすることを略して振替と言われてます。

    この場合には同一名義である必要はありません。


    また、税金や公共料金の支払いで利用されるのが口座振替といっています。

     「電信払込み」は送金額が即時に入金される

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    先程の通常払込みの場合ですと、振込日から何日か経過した後に相手方の口座にお金が入るようです。


    電信払込みを利用すれば、その場ですぐに相手方の口座にお金が届くようになっているので大変便利です。


    こちらの利用は、郵便局の窓口で送金額と所定の手数料を添えてお申込みください。


    また、通帳またはキャッシュカードをお持ちの場合ですと、印鑑の押印または暗証番号を入力することによって振込手数料を安くすることができます。


    ただし、古い通帳などには送金機能が付いていない場合があります。
    その場合には振込手数料を安くすることはできません。


    なお、この電信払込みを利用する場合ですが、受取人が


    「振替口座」または「総合口座」


    を開設していることが必要になります。


    違う見方をしますと、こちらの電信払込みですと総合口座の「記号・番号」が利用できます。

    つまり、


    口座の「記号・番号」の記号が「1」から始まる番号でも利用することができます。

    総合口座は ⇒ 記号・番号の記号が「1」から始まる口座

    振替口座は ⇒ 記号・番号の記号が「0」から始まる口座


    相手方が口座を有していない場合の送金は?
    相手方が口座を持っていない場合ですと現金書留によって送金することができます。

    これは郵便窓口で取り扱っていて、専用の現金封筒にお金を入れて相手方の住所に送金することになります。

    現金書留の場合には、必ず郵便局の窓口に提出して控えを受け取るようにしてください。
    決して郵便ポストに直接投函してはならないこととされているのです。

    現金書留封筒の料金や書き方と送り方の基本!詳細画像あり

     まとめとして

    今回の振込用紙で送金する場合のポイントですが


    送金手数料を

    ① 自分が負担する場合 ⇒ 青い用紙

    ② 相手方が負担する場合 ⇒ 赤い用紙


    と言うことになります。


    送金先の口座の「記号・番号」は、

    「0」から始まる番号のみ使用することができます。


    また、振込用紙はATMでも利用可能で、振込手数料もわずかながら安くなるようですから見逃せませんね。

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