電磁波の影響とは?送電線から出る電磁波は体に害になるのか

送電線 電磁波



引っ越しを考えているのだけど、ちょっと気になるのが送電線から出る電磁波。

時々電磁波は体に良くないと聞くのだけど、それって本当なのでしょうか。

送電線の近くに住まなければ大丈夫なのだろうか?

今まさにそんな悩みを抱えているそこのあなた。

あなたのために送電線から出る電磁波ってどういうものなのか、
また、体に害はあるのか、をお話しますね。


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 送電線から発生する電磁波は危険なの?

世界中のあちらこちらで低周波の電磁波について、その影響が問題視されています。

遅ればせながら日本でもその影響への取り組みが行われています。

欧米では人体への影響を考えて電磁波の防護基準が設けられ、測定方法も基準化されています。

しかし、まだまだ電磁波と病気との因果関係がはっきりと認められたわけではなく、現在、調査中の段階となっています


ただ、アメリカやスウェーデンでは2mG(ミリガウス)以上の電磁波の影響により、
小児白血病の発症率が約2倍増加するとの報告があります。

さらに、

小児脳腫瘍は約1,5倍

小児筋肉腫は約3倍

の発症率の増加があると報告されています。

WHO(世界保健機構)による公式な報告書

WHO(世界保健機構)は2004年10月、電磁波過敏症の症状に関するワークショップを開催し、
次のように公式に報告書を発表しました。

「EHS is characterized by a variety of non-specific symptoms that differ from individual to individual. The symptoms are certainly real and can vary widely in their severity. For some individuals the symptoms can change their lifestyle.

・・・電磁波過敏症の症状(EHS)は多数の非特定的な症状によって特徴づけられ、症状には個人差があ るが、その症状自体は確かに実在する。
症状の程度には幅があり、症状がある者にとっ ては、当人の生活環境を一変させるものとなる」

WHOの日本語の報告書はこちらから


WHOは、「電磁波過敏症の症状」という傷病名をより統合的な
「Idiopathic Environmental Intolerance(IEI)・特発性環境不耐症」という名称変更を提唱しています。


電磁波の測定単位について

電磁波を測定する場合の単位ですが、

電磁波の種類(低周波か高周波か)によって違ってきます。
周波数の違いにより電磁波の性質が違っていて、ひとつの単位で比較することができないのです。

そこで、低周波の場合はひとつの波(波長)が大きいので電場磁場を分けて測定します。
高周波の場合は、電場と磁場が一体化しているので電力密度という単位で表します。


磁場の単位(低周波)
ガウスというのは磁束密度の国際単位で、1平方センチメートルあたりの磁力線の数を指します。
平成9年10月1日から磁束密度の国際単位はガウスからテスラに変更されています。

1G(ガウス)=0.1mT(ミリテスラ)
1万G(ガウス)=1T(テスラ)

電場の単位(低周波)
下敷きをこすって頭に近づけると髪の毛が立ちます。
これは下敷きに電気が集まり髪の毛が吸い寄せられますがこれが電場です。

電場の強さを表す単位は「キロボルト/メートル(kV/m)」や「ボルト/センチメートル(V/cm)」を用います。

1kV/m=10V/cm

電力密度の単位(マイクロ波)
携帯電話や電子レンジのマイクロ波の単位についていは、電場と磁場が絡み合った状態で出てきます。
1平方センチメートルの面積に何ミリワットの熱量が通過したかで考えます。

単位:mW/cm2等


 電磁波って送電線からしか出ていないの?

高圧送電線や変電所から電磁波が出されているのは事実ですが、

実は家庭内の電化製品からも電磁波は出ています

例えば、

  • テレビ
  • パソコンの画面
  • IHクッキングヒーター
  • 電子レンジ
  • ミキサー
  • 電気ストーブ
  • オーディオ機器
  • 洗濯機や乾燥機
  • ホットプレート
  • エアコン

  • などからも電磁波は出ています。


    中には送電線から出る電磁波よりも強い電磁波を出している電化製品もあります。

    それは、消費電力の大きい製品ほど多くの電磁波を出していると言えます。

    特に電磁波の影響が強いと思われるのが、

  • 電気毛布
  • 電気敷毛布
  • 電気カーペット
  • 電気こたつ
  • パソコン

  • になります。

    さらに電磁波は頭部への影響が大きく、頭部の近くで使用する電化製品、

    例えば、

  • ドライヤー
  • 電気シェーバー
  • 電動歯ブラシ
  • ビデオカメラ

  • などは頭部に影響を与える可能性があります。



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     電磁波はどれくらい発生するんだろう?電磁波過敏症の症状とは

    送電線から出る電磁波は10μT以下ですが、

  • 電気カーペットは11~19μT
  • 掃除機は2~20μT
  • ヘアドライヤーは25~50μT

  • といった数値になります。

    ご覧のように電化製品は送電線から出ている電磁波より多くの電磁波が出ていることになります


    その電磁波に対して、周囲の人よりも過敏(電磁波過敏症)になり、

    家電製品など身の回りにある機器から発生する微弱な電磁波を浴びただけでも、
    身体に不快感を覚えたり頭痛吐き気、さらには不眠症を訴える人がいます。

    もう少し具体的に電磁波過敏症の症状を訴える人の特徴ですが、

    最初に、

  • 皮膚
  • 神経

  • など頭や顔面の周辺に症状が集中的に現れてきます。

    この状態がさらに進みますと、

  • 呼吸困難
  • 動悸
  • めまい
  • 吐き気
  • 不眠症
  • しつこい疲労感や鬱を伴う頭痛や短期的な記憶喪失
  • 突然の失神
  • 手足のしびれや麻痺
  • 筋肉の強張りや痛みなどが現れてくる線維筋痛症

  • などと診断されるような過敏症の人もいます。


    これらの症状に最初に注目したのは、
    アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士です。
    ウィリアム・レイ博士による「電磁波過敏症の症状の13の症状分類」をまとめてみました。

    1. 視力障害(白内障・緑内障・網膜剥離)、目が痛い、目の奥がうずく(瞳孔が開く・眼球結膜下出血)
    2. 皮膚が乾燥する、赤くなる、湿疹(圧迫感・体が熱く感じる・発汗・ひや汗)
    3. 鼻づまり、鼻水など(鼻炎)
    4. 顔がほてる、むくみ、顔面の湿疹、ピリピリ、チクチクした不快感
    5. 口内炎、歯周病、口腔内がメタリックな味がする
    6. 歯や顎の痛み(歯周病の悪化)
    7. 口腔内の粘膜の乾燥、異常な喉の渇き
    8. 頭痛、短期的記憶喪失や鬱症状(突然の失神)
    9. 異常な疲れ、集中力の欠如 (イライラ感・難聴・平衡感覚障害等)
    10. めまい、耳鳴り、気を失いそうな感覚、吐き気
    11. 首筋や肩のこり、腕の筋肉や関節の痛み
    12. 呼吸困難、動悸 (口や手が震える・不整脈)
    13. 腕や足のしびれ、麻痺

    仮に、上記のような症状がすでに発症している場合ですと、
    持続的な電磁波被曝環境下ではさらに症状が悪化してしまいます。

    そして、過敏症の方は苦痛に耐えられなくなって、電磁波環境から意識的に忌避するようになってきます。


     オールアース住宅にすれば送電線からの電磁波の影響はなくなるの?

    送電線 電磁波1

    オールアース住宅とは、

    建物の内側にある配線からの電磁波を、
    室内に入り込まないように設計されているものです。

    と言うことは、屋外からの電磁波を防ぐことはできないのです。

    オールアース住宅に住んでいても、送電線が建物の近くにあり、
    しかも低く設置されている場合ですと当然強い電磁波を受けることになります。

    つまり磁場に関しては、オールアース住宅であっても抑制することはできないわけです。


     まとめとして

    電磁波からの距離が遠ければ遠いほど、その影響を受けなくなるのは事実です。

    ですから、送電線からの電磁波の影響が気になる人は、
    できるだけ送電線から離れた場所に住めばいいわけです。

    ただし上記で述べましたように、私たちの生活から、
    電化製品からの電磁波の影響を全く無くすことは不可能と言えます。

    もし全く電磁波の影響を受けたくないのであれば、
    携帯電話をはじめ、全ての電化製品を排除しなければならなくなります。

    なお、電磁波について30年くらい研究してきても、
    未だに病気との因果関係は証明されていません。

    なので、気にしないのが一番いいのだろうと思ったりします。

    ですが、目に見えないものだけに普段の生活において注意を怠らない方が無難に思います。



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