
トイレに行った後、パンツやズボンに滲みが出来てしまった!
なんて悩みを抱えている男性は意外と多いのではないでしょうか?
男性器の構造にも関係してきますので仕方のない面もあります。
ただ、女性に見られてしまうのは何だか恥ずかしく感じてしまいます。
では、どうすれば防ぐ事が出来るのか?原因は何があるのか?
今回は「男性の尿漏れ」についてご紹介させていただきます。
スポンサーリンク
実は中高年男性だけではない尿漏れの悩み
最近では若い人、早くて20代前半から尿漏れに悩まされている人もいます。その尿漏れの主な原因としてあげられるものが
「膀胱が硬くなってしまう」
ことによって起こる尿漏れです。
本来、膀胱は柔軟性があってこそ、尿を膀胱に溜めておくことができます。
膀胱が硬くなることで尿を膀胱に溜めることが困難になり、少しずつ尿道を伝って出てくるものが尿漏れの原因です。
次に挙げられる物が
「筋肉の低下」
です。
これは加齢に伴って起こる現象ですが、
正常であれば、尿道付近の陰茎の付け根の筋肉を締める事により
↓
尿意を我慢するなどの排尿コントロールをしています。
これが加齢に伴って筋肉量が低下してしまい、
↓
上手く筋肉を締めたり緩めたりする事が困難になって尿が漏れてしまう事があるのです。
若い男性の方でも起こる原因と改善方法

若い男性の方で起こりやすい尿漏れの原因として挙げられるものは
尿道が長いためにおしっこをした後、どうしても尿道に尿が残ってしまい
↓
それがパンツやズボンに漏れてしまうケースです。
対処方としては、
おしっこをした後に、睾丸の奥の股の付け根より尿道に添って押していき
↓
残っている尿をすべて押し出すようにすると改善される場合があります。
それでも改善されない場合は単純に尿道に尿が残っているのではなく、
「前立腺肥大」
「過活動膀胱」
などの病気があるのかもしれません。
前立腺肥大や過活動膀胱とは何?改善方法は?

前立腺肥大や過活動膀胱についてご紹介していきましょう。
前立腺肥大とは?
前立腺肥大は前立腺の良性腫瘍の呼び方です。
主に60歳以上の男性に多く発症し、性ホルモン分泌の不均衡が原因とされています。
尿道口の内側を圧迫してしまい、
・排尿困難
・残尿感
・頻尿
・尿失禁
・完全尿閉
などが症状としてあります。
放置していると尿路感染症や腎機能障害、尿毒症などを引き起こす可能性がありますので、思い当たる節がある方は泌尿器科への受診をオススメします。

過活動膀胱とは?
過活動膀胱といいますのは、主に自覚症状を基にこの診断名がつきます。
その自覚症状とは
①頻尿や尿失禁
②おしっこが我慢出来ない尿意切迫感
これらの自覚がある場合、過活動膀胱の状態にある可能性があります。
その過活動膀胱の原因としましては排尿筋と言われるものが過剰に活動することにあります。
また神経に関連して
☆ 神経に障害があるときにみられる ⇒ 神経因性
とそうでない
☆ 前立腺肥大症などの下部尿路通過障害など ⇒ 非神経因性
の2つがあります。
例えば症状として、トイレに行きたいと思ったら我慢が出来ず失禁してしまったりする場合、過活動膀胱の可能性があると言えます。
さて、治療法方としては
① 薬物療法
② 行動療法
が主体になります。
薬物療法は病院で診察を受け適切な治療を受けることが第一となります。
行動療法としては、
・「生活指導」
・「排泄介助」
・「膀胱訓練」
・「理学療法」
があります。
行動療法をもとに、生活習慣を改善することによっても、弱まってしまった機能を鍛えたりすることが出来ます。
また、上記以外で自宅でできることですが、膀胱や骨盤底筋を鍛える事によっても、尿トラブルの尿漏れを軽減させる事が出来るようになることもあります。
もし、病院に受診する事が苦手な人は試してみる価値はあると思います。
他にも市販でサプリメントなども売っていますので、症状が軽い場合は試してみる事も良いかもしれません。
スポンサーリンク
まとめとして
ザックリとした情報提供でしたが、ご参考になりましたでしょうか?尿漏れは、病院に受診する程の事ではなくても、尿漏れと言う症状は気になると思います。
気にはなっても、誰かに相談する事も恥ずかしくて、相談できないまま悩んでいる人は意外と多いようです。
もちろん加齢に伴い起きる症状として諦めておられる方もいらっしゃるかもしれません。
さて、お尻の筋肉を鍛えることで症状が改善されたと言う話を聞くこともあります。
そして、自宅での改善方法としてお尻の穴を締めるトレーニングがあります。
こちらの方法は、尿道の近くにある筋肉(骨盤底筋)を鍛える事で症状を改善させるものです。
症状が改善されるまで期間は必要ですが、手軽な運動ですので諦めてしまうよりも実践されてみてはいかがでしょうか。