
温暖化や気温上昇によります、さまざまな影響はよくニュースに
なっています。
とくに、環境の影響はよく耳にされるのではないでしょうか。
身近に感じますのが、昔に比べて夏は暑くなり猛暑日も多くなって
きているように思います。
冬の季節も暖かくなってきて積雪も随分と少なくなってきました。
でも、この現在の気温変化を地球の平均による数字でみてみますと
100年前に比べてわずか0.5度しか上がっていないようです。
さて、国連の機関(IPCC)の最新報告によりますと、今後100年で
なんと、最大6.4度の気温上昇を予想しています。
これはどういうことかといいますと、これまでの100年間に比べて
10倍以上の気温上昇が予測されるということです。
どういう地球環境になるのか、創造もできないですね。
改めて、温暖化によります環境の影響を考えてみますと、水、生態系、海面上昇
洪水、干ばつ、そして食料問題も重要なポイントになります。
さらに、気温上昇による影響で忘れてはならないのが経済に対する影響も
見逃せません。
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温度上昇の数値別にその影響をまとめてみました
気温上昇によります環境変化が、おもに経済にもたらす影響を数値別にまとめてみました。<以下は、温度の上昇変化による影響の詳細です>
温度の上昇変化 | 予想される影響 | |
---|---|---|
0~1℃ | まず、最も脆弱な人々の生活に悪影響がでてくる | |
貧しい国にたいしまして、より大きな比重で影響が及び、世界全体としても悪影響につながってくる | ||
1~2℃ | 多くの主要なセクターにおいて、市場利益の損失が生じてくる | |
大多数の人々が気候変動の悪影響を受け、また、自然生態系に依存している脆弱な人々の生活が、さらに大きな悪影響を受ける | ||
2~3℃ | 重要なセクターにおける市場利益の損失が、世界経済に影響を及ぼすほど発展し、途上国、先進国を問わず、ほとんどの地域において経済は悪化する |
どうでしょうか
数字で書けばたった3℃の違いですが、すさまじいほどの
影響ではないでしょうか?
とくに注目すべきは、「脆弱な人々」への影響ではないだろうか。
ある意味、自然に逆らわず質素な生活圏で暮らす人々です。
彼らの日常は環境を乱すどころか、とても環境に優しい暮らしかたを
しています。
その環境に優しい暮らしかたをする人々が、最初に犠牲になることを
まず人間として深く反省すべきではないかと感じています。
地球温暖化の原因は二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの急増
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ご存じのように、地球温暖化の原因は、二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの
急増です。
CO2は、各家庭で使っている電気やガス、マイカーで消費するガソリンなど
私たちが便利で快適な生活をすることで大量に発生しています。
1997年の温暖化防止京都会議では、先進国全体で約5%の温暖化ガスを減らす
ことが決められました。
国連(IPCC)の報告書によりますと、温暖化を防止するためには地球全体で
60~80%もの温暖化ガスの排出削減が必要となっています。
途上国の100倍以上のCO2を出している日本としては91%、さらに、アメリカは96%の
削減が必要となってくるようです。
常日頃から、環境に気を配ったライフスタイルが急務と考えられます。