
近頃よく耳にする希少糖って一体何の事なんでしょうか?
実はこれ砂糖の一種なんですが、普通の砂糖とは全然違っています。
調べてみると普通の砂糖にはない驚くべき色々な効果と効能があることが分かりました。
ではその効果と効能とはどんなものなのでしょうか??
スポンサーリンク
そもそも希少糖って何?
希少糖というのは字のまま、自然界に存在しているけれどもその量がとても少なくまさに希少な糖なのです。その希少糖ですが、現在では約50~60種類程確認されています。
別名を『レアシュガー』とも呼ばれます。
こちらも字の意味そのままですね!
そもそも存在する量が少なかったので量産できませんでした。
ですが、香川大学を中心に国や大学、研究機関などと連携して研究がすすめられ今では少量ですが量産も可能になっています。
驚くべき効果と効能って?
数ある希少糖の中でも特に研究がすすめられている『D-プシコース』 『D-アロース』
この2つには驚くべき効果があることが分かりました。
その効果をそれぞれ見ていきましょう。
◎ D-プシコース
このD-プシコースは甘さは砂糖の約7割程度ですが、なんとそれだけの甘さがあるのにカロリーがゼロなんです。
その効果やポイントをまとめてみます。
* 食後の血糖値の上昇を抑える: 食後には、体の中ではその中に含まれていた糖により血糖値が上昇してから、急激に降下します。
血糖値が降下すると体の中ではエネルギーが足りない状態になり、おなかがすくという仕組みです。
このD-プシコースには血糖値を下げる働きがあることが分かっています。
という事は、血糖値が上がらない分だけあまりおなかが減らないのでダイエットの効果が期待できますよ。
* 内臓脂肪の抑制: 体の中に入った糖分はインスリンというホルモンの働きによって体の隅々に運ばれます。
この時に多すぎた糖分というのは貯蔵されます。
これが内臓脂肪のもとになります。
血糖値が低ければ過剰な糖を貯蔵する必要はないので内臓脂肪を抑えることが出来ます。
* ダイエット効果: 糖分なのになぜダイエット効果があるのでしょうか?
それはD-プシコースが小腸と血液をつなぐ壁の通路を塞いで、他の食べ物から摂取したブドウ糖が血液に回るのを防いでくれるからです。
体の中を糖が回らないという事は、過剰な糖が貯蔵されるのを抑えるという事ですね!
他にも動脈硬化の抑制や、虫歯になりにくい事も分かっています。
◎ D-アロース
こちらもその効果やポイントをまとめてみます。
* 抗酸化作用: 老化の原因にもなる活性酸素を抑える事でアンチエイジングが期待出来ます。
他にも、血圧の上昇を抑えたり、抗ガン作用や骨粗しょう症の予防などにも効果があります。
次は希少糖に共通する働きにもなりますが、
* 寿命の延長: 線虫を希少糖が入った土で育てた所、入ってなかったものよりも寿命が長かった事が分かりました。
さて、希少糖の効果や効能は分かっていますが、それが何によるものなのかはまだまだ研究段階のものも多いです。
これから研究が進むにつれてさらに違う効果や効能が発見されるかもしれませんね。
希少糖はいいとこしかないの?
スポンサーリンク希少糖の効果や効能など良いところを説明してきましたが、
その希少糖には現時点で残念な点が2つあります。
① 熱に弱い
1つは、D-プシコースをはじめ希少糖は熱に弱いという点です。
ですので、ケーキやクッキーなどの焼き菓子には使えません。
使っても問題はないですが、効果は下がります。
② 純度100%の量産は難しい
もともと量が少ないものですので、大量に生産するのは難しいのが現状です。
純度100%になると1gで1万円という金額になりますので、気軽に買えるものではないですよね。
希少糖として売り出されている物も、よく表示を見てみると含有量が記されていますが、純度100%はありません。
また、希少糖使用として売られているお菓子なども希少糖だけではなく、それにプラスして砂糖などが使われています。
お買い求めの際には注意が必要です。
まとめとして
人口甘味料ではなく自然由来の糖なので体には優しいですね。さらに普通の砂糖よりもカロリーが低いとはまさに女性の味方といえる糖分です。
ダイエット中は甘いものはタブーとされてきましたが、それも近いうちに覆るかもしれませんね。