
何か緊張する場面に遭遇しますと、
手や額に汗をかくことはよくあることですよね。
でも普段から汗症で悩んでいる人も多いはず。
「ハンカチを離すことができず、握っているといつの間にかびしょびしょ・・」
「髪の毛をかきあげると、髪の毛もびしょびしょ・・」
「スマホの画面は濡れて操作ができない・・
というわけで、手汗に良いグッズについてご紹介しましょう。
またどうして手汗をひどくかくのか、その原因や治療法も参考になさってください。
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手汗に良いグッズにはどんなものがあるの?
悩ましい手汗に良いグッズですが、まずは指なしの手袋を付けるのも一つの方法です。
汗を吸い取ってくれるので他の物をぬらさずに済みます。
または制汗剤を使うのも効果的です。
デトランスaは、塩化アルミニウム液を使用している製品ですが、効果は数日続きます。
ファリネという製品は、パウダータイプの制汗剤で、手に付けた瞬間汗が抑えられ、サラサラになります。
他にも手汗を抑えるデオドラントとして、
ミョウバン水も汗を抑えてくれるのと同時に殺菌作用もあります。
そのミョウバン水の作り方ですが、
ミョウバンは普通にスーパーなどで買えますので、まずそれを用意します。
① ペットボトルに10グラムのミョウバンを入れます。
② さらに300ミリリットルの水を入れてよく振ってください。
③ 1~2日置いておくと、ミョウバンもきれいに溶けて出来上がりです。
手汗をひどくかくのはどうしてなんだろう?原因とは
ストレスを強く感じると緊張したり興奮したりしてきます。そうしますと、交感神経が刺激を受けどっと汗が出てきます。
これは一種の精神性発汗という疾病です。
さらに自律神経失調症になると、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてきます。
すると発汗のコントロールがうまくできなくなり汗が過剰に出てきます。
糖尿病神経障害の場合も、
自律神経がうまくコントロールされず、過剰な手汗の原因になったりします。
こういう場合は医療機関を受診するしか手立てはありません。
さらに肥満で皮下脂肪が多い方ですと、
体内に熱がこもって体温が上昇し、その体温を下げようとして大量の汗が出てくることになりす。
肥満の人は食生活も偏りがちで、脂肪分や糖質の多い食事を好んでしまい、
そのことで汗が多く出やすくなります。
ですから肥満の人は、
ホルモンバランスが崩れた場合も、
体が火照ったり、のぼせたりして汗の原因にもなります。
女性の場合生理前や生理中、また40歳を過ぎて更年期を迎えるとホルモンバランスが崩れ発汗しやすくなります。
この場合は、産婦人科を受診することをお勧めします。
また、バセドー氏病で甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると大量の汗をかくこともあります。
手汗を改善するための治療法のご紹介

手汗を改善するための治療法ですが、
内視鏡的胸部神経遮断術という手術があります。
これは手術をして交感神経を切断してしまうもので、一度切断したら二度と元には戻りません。
この手術により手汗は治まったとしても、
他の場所から汗が噴き出る代謝性発汗という現象をひきおこすこともあります。
それで、この手術は最終的手段と考えた方がいいです。
次に、塩化アルミニウム外用制汗剤ですが汗腺を塞ぐ作用があります。
塩化アルミニウム水溶液を寝る前に手の平に塗って、朝おきたら洗い流すという治療法になります。
こちらは比較的安くて簡単にできる治療法になります。
ただ塩化アルミニウムの刺激が強すぎて、皮膚炎を起こす人も出る可能性があるのでご注意を。
さらにイオントフォーレシスという治療法がありますが、
微弱な電流を流した水に手の平を20分位浸し、汗腺にダメージを与えて汗の量を減らすものです。
これは定期的に行わなければならない治療で通院の手間がかかります。
自宅で行うこともできますが、専用の機器が必要になるんですね。
ボツリヌス注射を手の平に直接打って、神経をブロックし汗の量を減らす治療法もあります。
この治療は効果が高くて、
1回の注射で3~6ヵ月効果が続きます。
しかし保険がきかないので費用はかさみますし、副作用もあるんです。
治療の際には、医師とよく相談をしてみましょう。
まとめとして
たかが汗と思いがちかもしれませんが、手にどっぷり汗をかいてその対処法が分からずにいる人にとっては大問題ですよね。
好きな人の手に触れることすら躊躇してしまうかもしれません。
いろいろな治療法もご紹介しましたが、
まずは自分でできることから試されてみてくださいませ。
様ざまな制汗剤も売られていますが、けっこう効果は高いようですよ。
汗などすっかり忘れて明るく過ごしましょう。