
ここ20年くらいの間に、DVの被害にあっている人は急速に増えています。
それと同時にどうしても必要になるのがDVシェルター。
そのDVシェルターも、DV被害者があまりにも多いために、数はまだまだ足りないのが現状です。
さて、そのDVシェルターってどんな所なのか?
あまり知られていないのも現実です。
ただそこには様々な事情もあるようです。
今回は、DVシェルターってどんなもので、そこでの生活ってどういうものなのかをお話したいと思います。
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このページの目次
DVシェルターについて巷で言われていること
DVシェルターはその性質のせいもあり、その実情についてはあまり知られていません。それで様ざまなことが言われています。
元々DVシェルターは民間のボランティア団体が自発的に開いたのが始まりで、
公的な施設ではありません。
その施設では、女性のホームレスやストーカー被害にあった女性など、
何らかの理由で自分の住居に住めなくなり、困っている女性が入所していました。
そこに、DV被害女性が混在して生活をしていたのです。
この施設の中には、警察や行政の許可を得ているように装った怪しげな施設もあり、
売春をさせられたり、外国に売り飛ばされてしまうこともあるのだとか。
DVシェルターに入るとどうなるの?
DVシェルターに入りますと、仕事も失うことになりますし子供は学校や保育園に行けなくなります。そして、今まで住んでいた場所や実家のある場所など、DV夫が現れそうな場所には一切行けなくなります。
なるべくそういう場所からは離れたところに住むことになるのです。
また、DVシェルターに入ったと同時に生活保護の対象になり、受給することになります。
これは強制ではないとしても、お金がない人は生活保護を受給するしかありません。
その生活保護を受けながら今後のことをゆっくり考えていくことになります。
生活保護受給者にはケースワーカーが付きますので、
仕事のことや子供の保育に関していろいろ相談することもできます。
尚、DVシェルターでの生活ですがあくまでも一時的な避難場所になります。
なので、通常は2~3週間しかいられません。
そのこともきちんと覚えておきましょう。
DVシェルターでの生活を実際経験した人の話
ある一人の女性はDVシェルターで2週間過ごしたときの経験を語っておられます。その内容を少しご紹介しておきましょう。
シェルターには様々な事情を抱えた人がいました。
20代の若くて子供を持つ女性や暴力を受けて顔や体中あざや傷を負い、
疲れ果てた様子の女性。
それに70代くらいの女性、時には外国人の女性もいます。
シェルター内では互いに連絡を交換し合ったりすることはできません。
ましてやお金の貸し借りなどは一切許されません。
いろんな事情の人がいますので、後々トラブルになることもあるからです。
6畳位の部屋が与えられ、お風呂やトイレは共同で、
ご飯は栄養を考えた食事が日に三度出されます。
コーヒーや紅茶なども支給されますし、最低限の下着類なども支給されます。
外出は病気の時など、緊急時の時以外はできません。
時には隣の部屋から虐待でもしているかのような母親の怒鳴り声と、
子供の泣き声が聞こえてくることもあります。
20代の若くて子供を持つ女性や暴力を受けて顔や体中あざや傷を負い、
疲れ果てた様子の女性。
それに70代くらいの女性、時には外国人の女性もいます。
シェルター内では互いに連絡を交換し合ったりすることはできません。
ましてやお金の貸し借りなどは一切許されません。
いろんな事情の人がいますので、後々トラブルになることもあるからです。
6畳位の部屋が与えられ、お風呂やトイレは共同で、
ご飯は栄養を考えた食事が日に三度出されます。
コーヒーや紅茶なども支給されますし、最低限の下着類なども支給されます。
外出は病気の時など、緊急時の時以外はできません。
時には隣の部屋から虐待でもしているかのような母親の怒鳴り声と、
子供の泣き声が聞こえてくることもあります。
DVシェルターに入ると規制されること
スポンサーリンクDVシェルターに入ることで規制されることもあります。
例えば、一度シェルターに入りますと、夫との復縁は絶対と言えるほど許されません。
なぜならNPOの方たちが全力で阻止してくるからです。
仮に、シェルターから復縁して、夫の元に戻った場合、シェルターでのことをいろいろ夫に話したり、他の人達に話すことは厳禁です。
実際、2週間シェルターで生活した女性も、わけのわからない書類や白紙状態の委任状に何枚も捺印をさせられたと言います。
もちろんその用途については一切教えてもらえません。
弁護士費用についても自分の負担になりますが、シェルター専属の弁護士にしか依頼することができません。
DVシェルターを去って

一緒に過ごした他の人達へのあいさつは一切許されません。
近郊の街の2DKのアパートで、洗濯機や冷蔵庫など電化製品がついて、月に約9万円のアパートでの生活がはじまります。
夫に居場所が知られないための対策として、親や親せき、友人などには、
「居場所はしらない。しつこいと警察を呼ぶ」というように伝えます。
普通、DV夫がとる行動パターンは、妻の実家などへ行き、妻の行き先を知ろうとすることです。
もし行き先が分かればストーカー行為をしてきますが、そうなると接近禁止命令が出されます。
住民票ですが、シェルターに入った時点でDV夫に追跡されないよう、夫といた住所のままにしておくこともできます。
でも、その住所あてで郵便物を出すと転送されます。
人によってはGPS付きの携帯電話を送ってくる夫もいます。
もしゆうパックで送られたら、荷物の追跡で居場所を知られることになります。
インターネットにより、荷物の取扱局が簡単に分かってしまうのです。
なので転送はしないよう郵便局に届け出ておくのは大切なことです。
いろいろ大変なことを乗り越えながら落ち着いた生活を始めることになります。
まとめとして
DVシェルターがあることで命拾いをしたという人も多いかもしれません。助けを必要としている人たちにとっては本当にあり難い場所です。
でも軽い気持ちで、警察に届け出てDVシェルターを紹介されると、もう二度と元には戻れないということを覚えておきましょう。
やはり夫がいいから戻ろうということは絶対許されません。
本当に事態が深刻で、今すぐに命の危険から逃げたいというときに警察に相談しましょう。