スマホ 老眼2



老いも若きも皆さんスマートフォンを持っています。

そして必ず見かけるのが、誰かがスマートフォンの画面をのぞき込んでいる姿。

そんな中、スマートフォンの使い過ぎによる「スマホ老眼」というものが問題になっています。

それではスマホ老眼とはいったい何なのか?

その対策に何ができるのかをお話しましょう。



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 気になるスマホ老眼って何だろう?

老眼と言えば、普通はその症状を自覚するようになるのは45才位となっています。

しかし最近20代、30代の若い人たちが老眼の症状を訴えているのです。

例えば、

〇 近くの物が見づらくてぼやける
〇 手元の文字にピントが合わなくて見えにくい

といった老眼に見られる症状を訴えています。

これらは、長時間スマートフォンを使用し過ぎることが原因と考えられています。

なのでスマホ老眼と言われています。


このスマホ老眼ですが、若い人たちの間で急速に増えているのです。


 スマホ老眼に対する対策で重要な3つのポイント

スマホ老眼を予防するうえでも、またすでにスマホ老眼の兆候が出ている人も、

① まずは長時間スマートフォンを使用し続けるのを止めましょう。
また、スマートフォンだけではなく、

  • パソコンやタブレット
  • ゲーム機器
  • テレビ
  • これらを長時間同じ姿勢で見続けることをしないようにしてください。
    適度に目を休ませるように心がけましょう。

    休む時には、目を閉じたままで5分位休めて始めるようにしましょう。

    また、定期的に機器から目を離して遠くを見つめるなどの、適切なアイケアが大切です。

    そしてなによりも、できるだけ短時間で切り上げるのが良いでしょう。

    子供に対しては、親がしっかり監督をしてそのような機器を適度に使用するよう見守ってあげて下さい。


    ② スマートフォンと目の間の距離もできるだけ離すようにする。
    40cmくらいは離して使用してください。


    ③ 画面の明るさも調節して、目の刺激にならない程度の明るさにしますと疲れ目を軽減できます。

    この画面の明るさですが、あまり暗くし過ぎるのも目を疲れさせる原因になりますので気を付けてください。



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     スマホ老眼の対策にいい栄養素を取りましょう

    スマホ老眼の対策にいい栄養素をご紹介しておきましょう。


    ◎ 水晶体や毛様体筋の代謝を助けてくれるビタミンB6を摂りましょう。

    ビタミンB6は、
    ・にんにく
    ・豚レバー
    ・かつお
    ・酒粕
    ・鳥のひき肉

    などに多く含まれています。


    ◎ 目の老化を予防し、白内障の予防にも効果のあるビタミンEをとるのも大切です。

    ビタミンEは、
    ・アンコウの肝
    ・すじこ
    ・いくら
    ・いわし
    ・たらこ

    などに多く含まれています。


    ◎ 角膜炎の予防をしてくれるのはビタミンB2です。

    ビタミンB2は、
    ・豚
    ・牛
    ・鳥のレバーやハツ

    に多く含まれています。

    他にうなぎ、すじこ、魚肉ソーセージにも含まれています。


    ◎ 網膜の働きを高めてくれ、視力の回復を助けてくれるDHAも是非摂りたいです。

    DHAは、
    ・本マグロ
    ・真鯛
    ・ぶり
    ・さば
    ・さんま
    ・マイワシ
    ・さけ
    ・あじ
    ・かつお
    ・カレイ

    に含まれています。


    ◎ 神経伝達を良くし、疲れ目の予防を助けてくれるビタミンB1も摂りましょう。

    ビタミンB1は、
    ・豚ひれ肉
    ・生ハム
    ・豚もも肉
    ・ボンレスハム
    ・焼き豚
    ・たらこ
    ・ウナギのかば焼き

    に多く含まれています。


    ◎ 暗い所で光を感知できる物質を体内で生成するのを助けたり、網膜の栄養素でもあり目の粘膜を保護する働きのあるビタミンAも大切です。

    ビタミンAは、
    ・鳥のレバー
    ・ウナギのかば焼き
    ・あなご
    ・卵
    ・牛乳
    ・にんじん
    ・カボチャ
    ・ほうれん草

    などに含まれています。

    その他にブルーベリーに含まれているアントシアニン キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草に含まれるルテイン コラーゲンの生成を促すビタミンCも大切な栄養素です。


    ビタミンCは野菜や果物に含まれています。


     スマホ老眼のメカニズムとはどんなもの?

    スマホ 老眼
    そもそも老眼ですが、

    目の水晶体や毛様体の筋肉が硬くなり、さらには調筋力が弱くなる事により、近くの物が見づらくなる症状です。

    普通は年齢を重ねることで、それらの調節機能が衰えて発症してきます。

    それに対し、近視や遠視は角膜と水晶体の中心を通っている線、つまり眼軸が長すぎたり短すぎたりして、ピントが合わなくなることにより引き起こされるものです。

    ですから、老眼と遠視は全くの別物なわけです。


    スマホ老眼のことを医学用語では調節緊張と呼ばれています。

    近い距離でスマートフォンを見続けることで、一時的に老眼のような症状が起こることを言います。

    つまり、ずっと近くのスマートフォンに目の焦点が合ったまま元に戻りにくくなるわけです。

    ですから、スマートフォンから目を上げて遠くに視点を移したとき視点がぼやけたり、見えづらくなります。


    さらにその状態が続きますと、

    ピントの調節機能が働かない

    近くのもが見えづらい

    老眼のような症状が出てくるわけです。

    たいていは一時的なものですぐ改善されてきます。

    でも、その状況が繰り返されると重症化し、早い時期に老眼になってしまうことがあります。

     毛様体を鍛える運動をしましょう

    毛様体を鍛えて改善できることがあります。

    その方法ですが、

    目の前に人差し指を出して3秒間じっと見つめ

    次に腕を伸ばして指を離し3秒間見つめます。


    あるいは、

    人差し指を目の近くで3秒間見つめた後

    窓の外の何かに目の焦点を合わせて3秒間じっと見つめてもいいです。


    これを10回行ってください。

    それを1セットとして、1日に3セット行ってみましょう。

    たったこれだけのことをするだけでも違いがあります。


     まとめとして

    スマートフォンがあるおかげで私たちの生活はますます便利になりました。

    もう生活から切り離せないものになっています。


    ですから、スマホ老眼が気になるから使用するのを止めようと言えるものでもありません。

    そうであれば、少しでもスマホ老眼を避ける方法で使用するしかないのです。

    今回この記事でご紹介しましたいくつかの方法の一つでもいいですから是非行ってみてください。

    やらないのとやったのでは大きな差がでてきます。

    目の健康を気遣いながら、楽しくスマートフォンを使いましょう。

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