誰でも買い物をするのは好きなものですね。

何か欲しいものがあったりすると、いろいろ調べて比較したりして一番安くていいものを買う方法を探すのも楽しいものです。

そして、欲しいものを買ってやっと手に入れて自分の物になった時は、とてもテンションが上がります。

ところで、その買い物ですが依存症にまで発展してしまうことがあるのです。

男性でも女性でも、今この問題に悩まされている人がたくさんいます。

この記事では、

「どうしたら買い物依存症から抜け出せるのか?」

について考えてみたいと思います。



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 そもそも買い物依存症って何だろう?

あまり買い物依存症という言葉を耳にすることはないかもしれませんが、これは一種の精神疾患になります。

買い物をすると気分が高揚し、一時的にではありますが、嫌なことが忘れられるために繰り返し買い物をしてしまう依存症の症状です。

そして、この症状が進んでいくと怖いのが、

欲しいから物を買うというのではなく、買うという行為に重きが置かれて、コントロールができない状態にまで陥ってしまいます。

買ったものはといいますと、一切使用することもなくクロ-ゼットの中などに新品のまましまい込んでいるのです。

衝動的に買い物をしたいという欲求が抑えられなくなり、借金をしてまでも買い物を繰り返します。

買ってしまった後には、自分でもどうしてそれを買ってしまったのか分からず、罪悪感にさいなまれて自己嫌悪に陥ることも多いです。

最終的には借金の額がかさんでしまい、自己破産に追い込まれるケースも数多くあります。



 どうして買い物依存症になるのだろう?精神疾患も誘因に

では買い物依存症になってしまう原因ですが、

抑うつ状態の人が気分的に落ち込むと、その気分を盛り上げようとして買い物に走ってしまうことがあります。

このように何かの精神疾患との合併症として、買い物依存症を引き起こすこともあります。

これは女性に多い疾患と言われているものですが、男性に見られることもよくあります。



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 どんな人が買い物依存症になりやすいの?知っておきたい傾向とは

買い物依存症になりやすい方の傾向ですが、

ストレスが溜まったり、不安なことがあったりすると買い物でストレスを発散しようとする人は陥りやすいと言えるでしょう。

特に長期間ストレスを受け続けている人は、買い物依存症になりやすいと言えます。

真面目で、孤独感や寂しさを抱えていたり、人に甘えるのがうまくないという人もそういう傾向にあります。

自分には価値がないと、自己評価の低い人も買い物依存症に落ちりやすい傾向にあります。

そういう人は常に誰かに愛されたいとか、人の注目を集めていたいと思いがちで、そうした思いが満たされないと依存症に陥りがちです。

また、自分自身に自信のない人は、着飾ることでその思いを埋めようとします。

恋人を選ぶ基準も、自分がその人を好きかどうかより、周りから羨んでもらえるかどうかといった、他人の評価の方を気にしがちです。

他にもかなりの努力家であるとか、すぐに感動して泣くといった傾向のある人も依存症になりやすいと言えます。

そして、自分の容姿や態度においても、オンとオフの差が激しい人は注意が必要です。


 買い物依存症から抜け出したくても抜け出せない理由はどんなもの?

買い物依存症の人は、買い物をするという行為がとてつもない喜びをもたらします。

なので、それ以外のことには全く興味がありません。

無駄な買い物をしてしまったという罪悪感はあっても、どれだけの物をどのくらい買ってしまっているのかということは全く把握していません。

最近では、クレジットカードやカードローンを気軽に利用できる状況にあります。

そのことも、買い物依存症から抜けられない理由の一つでもあります。

そして、ネットショッピングなどで家に居ながら簡単に、また誰かに気づかれることもなく買い物ができてしまうのも一つの理由です。

さらにネットオークションで競り落とすことが快感になっている人は、ますます抜け出すのが難しくなります。

買い物をするという行為に付きものである、

「いらっしゃいませ」



「ありがとうございました」

といった言葉や、店員さんの自分を扱う態度で、お姫様気分になれることも大きな理由となっています。


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 買い物依存症から抜け出すためにできること


買い物依存症から抜け出すために一番大切なことは、
まずは自分は買い物依存症なのだということに気づくことです。

そのことをしっかり認識したら次の段階に進むことができます。

買い物依存症だと認識したら、無駄な買い物はもうしない、という強い意志を持ちましょう。

ショッピング情報は一切見ないようにするのも大切です。
クレジットカードやカードローンの解約をしましょう。

そして、定期的に買ったものを整理して、どれだけの物をどのくらい買ったのかを把握するようにしてください。

買い物をしなければならないときは買い物リストを作り、それ以外の物は一切買わないという強い意志を持ちましょう。


また、体を動かしたり、軽い運動をしたりして、ストレスを発散するようにするのもいいことです。

病院での治療やカウンセリングを受けるのも、依存症から抜け出す良い手段です。

もしかしたら、うつ病や脅迫性障害などの合併症かもしれません。

メンタルヘルス科や心療内科を受診して、薬を処方してもらう必要があるかもしれません。

同じ症状と戦っている人達の集まりなど、自助会などに出席するのも助けになるでしょう。

さらには、買い物依存症に関する記事やブログなどを読むのも助けになるでしょう。


 買い物依存症かどうかセルフチェックしてみましょう

ここで、ご自身が買い物依存症かどうか、以下の項目でセルフチェックしてみましょう。

1.買い物をすると嫌なことは全て忘れられる。
2.同じデザインの服であっても、色違いの物は全て揃えたい。
3.買い物をした後で後悔したり罪悪感を感じることがある。
4.買ったけど、全く使っておらず、新品のまましまい込んでいるものがたくさんある。
5.部屋の中に物があふれかえっている。
6.店員さんに勧められるといつも買ってしまう。

いかがでしょうか。

思いあることがあったら要注意です。


 まとめとして

今回ご紹介しました買い物依存症という医学的な用語は存在しません。

しかし、今こうした症状を抱えて悩んでいる人がたくさんいます。

何もかもが複雑になった生活環境において、その便利さに追いつくのは大変なことです、

そんな環境で精神のバランスを崩してしまうということが増えているのかもしれません。

そんな日々の状況で、買い物依存症という形で出てくることもあるのでしょう。

この記事ごを参考にされ、もし自分が買い物依存症だと気づくことがありましたら、できることを今すぐ始めてみてください。

そして早く抜け出してくださいますように。

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