
婚約はしたものの、結婚が近づくにつれて言い知れぬ不安にかられ婚約を破棄してしまう人が多くいます。
せっかく楽しいはずのこの時期に、そんな風になってしまうのはとても残念なことです。
どうしてマリッジブルーになってしまうのでしょう。
この記事ではその原因と、それに対処する方法について考えてみたいと思います。
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このページの目次
マリッジブルーになる原因にはどんなものがあるのだろう
一番の大きな原因は、生活が大きく変わってしまうことへの不安でしょう。もしかしたら全く知らない土地への引っ越しをしなければならないかもしれません。
環境もこれまでとは大きく変わり、結婚という新たな生活に対する不安が関係しているのかもしれません。
ただ、結婚相手に対する不満は一切なくて、全てが変化することへの不安だけであればすぐにおさまるでしょう。
しかし、恋愛感情から始まったのではなく、結婚相談所やお見合いなどから始まった結婚の場合は少し事情が異なってきます。
そういう事情で婚約まで進み、いざ結婚が目の前に迫るとふと我に返ってしまうということもあり得るのです。
つまり、
「これでよかったのだろうか?」
「このまま結婚してしまってよいのだろうか?」
と思い始めるかもしれません。
このようなマリッジブルーは重症になりがちになります。
マリッジブルーとは
マリッジブルーは漠然とした不安感であり、正確な定義は与えがたい。
あえて概要を与えれば以下のようになる。
望んで行う結婚では当事者は喜びに満ち溢れるところだが、結婚に現実のものとして直面すると、結婚後の生活の変化や家庭を持つ責任への不安が突然に強く意識される。
これがマリッジブルーである。
マリッジブルーが昂じると、憂鬱から逃れるため最悪の場合婚約の破棄にいたることさえある。
wikipedia
結婚相手への不満が募ってマリッジブルーに陥ることもある
プロポーズが終わったとたんに相手の態度ががらりと変わってしまうことがあります。それまでは見えていなかった本性をむき出しにしてくるのです。
そういう場合、
「結婚したら変わるだろう」
とか、
「結婚してから私が変えて見せる」
ということは不可能です。
それが元々の持って生まれた性格なので、結婚したらその性格はますます強くなる一方です。
それから、これまでは何でも率先してやってくれた相手が、こと結婚に関しては全く行動をしようとせず、全てこちらに任せきりになるということもあります。
そうしたストレスがマリッジブルーの原因になることも多くあります。
逆に、相手には一切相談しようとせず、自分ですべてを決めたり取り仕切ってしまうのもマリッジブルーの原因になり得ます。
マリッジブルーから結婚破棄したある女性の例

マリッジブルーによって結婚破棄をした女性の例をご紹介しましょう。
ある40歳の女性ですが、20代半ばに同年代の彼がいました。
彼はとても自分を大切にしてくれ、わがままも聞いてくれ、自分のことを一番に考えてくれる優しい人でした。
当然の流れとしてプロポーズをされ、結婚の準備を進めていたのです。
しかし、その時その女性はマリッジブルーに陥ってしまい、彼の悪い所ばかりが目に付くようになってきました。
結果としてそれが原因で婚約を破棄してしまいました。
傷ついた彼は、
「彼女のことを自分なりに精一杯愛したから後悔はしない」
と去っていきます。
40歳になって未だ独身のその女性は、婚約を破棄した後にいろんな人と出会いましたが、前の彼以上の人には出会えませんでした。
そして、ある時前の彼とばったり会ったのでした。
今でもステキな彼は結婚して子供もいて、とても幸せそうです。
彼はこの女性とのことがあったから、自分はさらに成長でき、今の幸せがあると言います。
この女性は後悔してもしきれずにいます。
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マリッジブルーを解消する方法やポイント
マリッジブルーを解消する方法をまとめておきましょう。まずは不安に思うことを全てノートに書きだしてみましょう。
〇 自分はどんなことを不安に思っているのか
〇 相手に対しては何が不満、或いは不安なのか
〇 将来に関してはどんなことが不安なのか
これらを書いてみましょう。
また、結婚生活や家族、家庭など何が一番の原因なのかをできるだけ具体的に書き出してじっくり考えてみてください。
それに対しての対処の方法があるのか、或いは全く考える余地もなく止めるべきなのかよく考えてみましょう。
そして、両親に相談するのも助けになるものです。
自分が書き出したことを一緒に考えてみてください。
親は長年の経験者ですから、きっとためになるアドバイスをしてくれるでしょう。
もし、やるべきことが多すぎてマリッジブルーになっているのなら、リストを作って一つ一つ片付けていくのも解消法の一つです。
その際、優先順位の大きい物から書いていきましょう。
じっくりいろいろ考えてみたけれど、どうしても結婚すべきではないという結論が出るかもしれません。
その場合は婚約破棄をするのも一つの方法です。
初めからダメなのをわかっていながら無理に結婚をして、婚約破棄よりもさらに大変な思いをして離婚するよりはずっといいでしょう。
まとめとして
様々な理由で婚約破棄になることはあり得ることです。ただ、軽々しく婚約破棄をして、後から後悔することだけは避けたいですよね。
この記事でも述べましたようにじっくり考えられて、自分にとっても相手にとっても一番良い結論を出して下さいますように。