暑い季節になると嫌でもついてくるのが汗。

汗が額からダラダラと流れ落ちて、
背中やわきの下がびしょびしょに濡れるのはとても不快ですね。


「出来れば汗をかかないで涼しげに過ごせたらいいのに・・・」

そう思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。


ただ、汗といいますと、どうしても悪者扱いされがちですが、本当は汗をいっぱいかけるのはとてもいいことなんです。


それで、この記事では、

・汗をかくことのメリット
・どうしたらいい汗をかけるのか
についてお話しましょう。

また、汗をかくことによるダイエット効果についてもご参考になさってください。


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 汗をかくことのメリットにはどんなものがある?

汗をかくことのメリットをよく理解しておきましょう。


汗をかくことで体温の調節が成されます。

暑い時や風邪をひいて熱がある時には、汗をかくことで体温を下げてくれるわけです。


体の中の毒素や老廃物も汗によって排出され、免疫力を上げる効果もあります。


汗をかいた後には、一旦汗と一緒に出てしまったミネラルが再吸収されます。

この時、肌をしっとりさせる効果があり、美肌効果も期待できるわけです。


また更に、汗をかくことにより疲労物質も排出され、疲れを取り除いてくれたり爽快感も得られます。


 汗には良い汗と悪い汗がある

汗には、良い汗と悪い汗があるのをご存じでしょうか。


良い汗とは ⇒ サラサラしていて、臭いや味がなく、運動をした時に出るような汗です。

また、普段から汗の出やすい人もこういう汗をかきます。


悪い汗とは ⇒ ネバネバしていて、臭いがきつく、しょっぱい味がします。

普段あまり汗をかかない人がこのような汗をかきやすいです


そして、普段あまり汗をかかない人は、発汗を促す機能が鈍っていますので、
ミネラルが汗と一緒に出てしまいやすい傾向があります。


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 悪い汗をかかないための良い汗をかく方法はどうすればいい?

悪い汗をかかないようにするには、汗腺を鍛えることが必要です。

そのためには、ウオーキングやジョギングなどの有酸素運動が効果的です。
毎日20分以上かけて行いますと、じわりじわり汗腺が鍛えられ良い汗をかけるようになります。


また、お風呂に入る時もシャワーだけで済ませるのではなく、
20分以上しっかり湯船につかって汗を出すようにしましょう。


半身浴をするのも、良い汗をかくのには効果的です。


有酸素運動では、

体内の糖質や脂肪が酸素とともに消費される。

これに対して、酸素を消費しない方法で筋収縮のエネルギーを発生させる運動を無酸素運動という。

多くのスポーツは有酸素運動と無酸素運動の両方の要素を持つ。

一般的には、「身体にある程度以上の負荷をかけながら、ある程度長い間継続して行う運動」はすべて有酸素運動とみなすことができる。

例えば長距離走は有酸素運動であるが、短距離走は無酸素運動である。

有酸素運動を「好気的な」運動、無酸素運動を「嫌気的な」運動とも呼ぶことも多い。

wikipedia

 汗をかくのはダイエットにも効果的


痩せるために、運動をして汗をたくさんかこうとする人が多いと思います。


しかし、ただ汗をかけば痩せるのか?

といいますと、そういうわけにもいきません。


アクポリン腺という汗腺から、
ベタベタ、ドロドロした汗をかくことがダイエットには必要なことなのです。

このような汗をデトックス汗といい、老廃物を排出する働きがあります。


さて、このデトックス汗の中には、

・中性脂肪
・脂質
・たんぱく質
・アンモニア

などが含まれています。

こうしたものが体内にとどまった状態ですと、糖分や脂肪分を余計に吸収させてしまいます。

そうしますと血液はドロドロになり、病気や肥満にもつながっていくわけです。


さらには、内臓の機能も弱くなったり血液の循環も悪くなり、
ますます脂肪をためやすい体質になってむくんだりしてきます。

ですから、ダイエットをするためにはこのデトックス汗を排出することが大切になるわけですね。


 デトックス汗を排出するにはどうしたらいい?

ダイエットに期待が持てるデトックス汗の出し方ですが、


アクポリン腺から出るドロドロ汗は、時間をかけてじっくり身体を温めなければ出ません。

ここでもやはり、有酸素運動などでじわじわ身体を温めたり、
半身浴や岩盤浴などを行って、ゆっくり体を温めるようにしましょう


お湯につかる場合ですが、
入浴前、入浴中、入浴後の3度、コップ1杯の水を飲んでください。

水を飲むことで、老廃物を効果的に排出ができ汗も十分出やすくなります。


お湯の温度ですが、38~40度位のぬるめのお湯で、
じっくりゆっくり温めていくようにしてください。


ドロドロ、ベタベタ汗はシャワーで流し、そしてゆっくり汗をかくことを繰り返しますと、
汗も少しずつサラサラ汗に代わっていきます。


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 逆に汗をかくことのデメリットがある?

大量に汗をかくと必要なミネラルが出ていきますので、
ミネラル不足になる危険性はあります

例えば、カルシウムがたくさん失われると、
骨や歯がもろくなる原因にもなりかねません。

それから、

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • などが失われると、イライラや情緒不安定になることもあります。


    また、カリウムが失われると疲れやすく、やる気も無くなりがちです。

    鉄分が失われることにより、貧血やめまいが起こることもあり得ます。


    このようなデメリットは、あくまで大量の汗をかいた場合の事ですが、

    日頃から食事に注意をしてしっかり必要な栄養分を摂るのは大切なことです


     まとめとして

    汗をかくことは臭いがしたり、服がぬれたりして恥ずかしいことだと思いがちです。

    でも身体には必要で、大切なことなんですね。


    汗は不快だからかかないようにしようとするのは、身体によくありません。

    日頃から汗腺を鍛えて良い汗をたくさんかけるようでありたいものです。


    そして汗をいっぱいかいてスッキリ痩せましょう。

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