ここ最近セカンドオピニオンという言葉を耳にするようになりました。

重大な病気を診断されて途方に暮れている人が、
一つの希望としてこのセカンドオピニオンを求めるケースが増えているようです。

とは言え、

「セカンドオピニオンって一体なんだろう?」

と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

また、

その費用はどれくらいかかるのか?

それには保険がきくのか?

と言った心配なこともいろいろあります。


というわけで、この記事ではそうした疑問に答えてみたいと思います。

セカンドオピニオンの費用や保険、その他、知っておきたい一般的な常識をザックリと説明させていただきます。


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 セカンドオピニオンの費用はどれくらいでそれには保険がきくの?

病院で診察を受けた場合、保険が適用されるのは、

「診察」や「治療」
に対してです。


セカンドオピニオンはあくまでも「相談」になりますので、保険は適用されません

つまり全額自己負担になるわけです。


そのセカンドオピニオンにかかる費用ですが、

病院によって異なりますが、おおよその相場としましては、

[30分 ⇒1万円]になります。


もちろん、それよりも安くできるところもありますが、
おおかた5000円から5万円位と考えられます。


予めセカンドオピニオンを求めたい病院に、電話等で確認しておくとよいでしょう。


 セカンドオピニオンを行えば必ず主治医を変えなければならないの?

セカンドオピニオンを行ったからといって、
必ずしも主治医を変えなければならないわけではありません。

あくまでも主治医以外の意見を聞くというのが目的ですので、
セカンドオピニオンの結果を主治医に報告すればいいわけです。


場合によっては病院そのものを変えることも可能性としてはあります。

しかし、最初から病院や主治医を変えるつもりでセカンドオピニオンを受けないようにしてください


また、セカンドオピニオンを受けるに際しましては、主治医にその旨をきちんと話して、紹介状を書いてもらいましょう。


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 セカンドオピニオンって何だろう?なぜそれが必要なのか

改めてセカンドオピニオンですが、

日本語に直訳しますと、「二つ目の意見」という意味ですよね。


ですから、

  • 現在の自分の病状や治療方針について
  • 他の医師の意見を求める
  • このことをセカンドオピニオンというわけです。


    主治医から一度診断を受けた病気に対し、
    他の医師や専門家の意見を聞くことによって

    両方の意見を踏まえたうえで、患者自身の治療方針等を決めることができます



    どうしてセカンドオピニオンは必要なのか?
    そこのところを、もう少し詳しく言いますと、

    普通、医師は自分が最も良いと思う治療方針を勧めるものです。

    しかし、別の医師からも意見を聞くことにより、治療方法について具体的な比較ができます。

    つまり、より適した治療法を患者自身が選択することができるのです。


    最初の主治医の病院では行っていない治療法を、他の病院では行っている場合もあります。

    また、

    「本当に自分はそんな病気なのだろうか?」

    という疑問に対する確たる答えを得られる点でも大切なことなのです。


    さらには、稀なケースかもしれませんが、

    誤診ということもあり得ますので、不安な時など他の医師の意見を聞くのは大切となります。


     セカンドオピニオンのやり方はどうするの?


    セカンドオピニオンを受けたいときの手順ですが、

    まずは主治医にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝え、

  • 診療情報提供書(紹介状)
  • レントゲン写真
  • などのデータを用意してもらいましょう。


    紹介状を発行してもらう場合には、診療情報提供料という費用も発生します。

    この費用は健康保険適用の対象になっています。


    この用意してもらった資料を持参して、
    セカンドオピニオンを希望する病院へ行き、他の医師の意見を尋ねます。


    このときに、何を聞きたいのかを前もって整理しておきましょう

    今までの診療経過や症状、現在の状況などもよく整理して伝えましょう。


    セカンドオピニオンを行った後には、最初の主治医にその内容を報告してください。

    そして、これから最初の主治医の治療を受けるのか、あるいはセカンドオピニオン先の病院で治療を受けるのかを決めてください。

    大切なのは自分の意見をはっきり伝えることです


    今後どうしていきたいのかや、何か分からない部分があればそのことをはっきりと、強い意志を持って伝えましょう。


     セカンドオピニオンを行うに際して心がけるべき事

    セカンドオピニオンを行うに際して心がけるべき事ですが、

    セカンドオピニオンは、主治医が気に入らないから医師を変更するために行うものではありません。

    また、主治医の評判を他の医師に聞くために行うものでもありません。


    基本は、たとえセカンドオピニオンを行ったとしても、治療は最初の主治医の下で行うというものです。


    あくまでも、これから行う治療法が自分にとって最適なのかを判断する材料として行います。


    それから、主治医に失礼になるのではないかといった、気を使わないようにもしましょう。



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     まとめとして

    いきなり重病を医師から診断されたなら、本当にパニックになってしまいます。

    そんな場合、
    一呼吸おいて冷静になる点でもセカンドオピニオンを受けるのは助けになります。


    お金は多少かかったとしても、
    セカンドオピニオンを受けるメリットはたくさんあります。


    自分の体の事ですから、十分考えて納得したうえで治療を行って頂きたいものですね。

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