
ゆず湯と言いますと、
冬至の日にお風呂にゆずを浮かべて入る!!
これを頭にうかべるのではないでしょうか。
1年に一度だけの楽しみですが、ゆず湯にはとても素晴らしい効果があります。
なので、冬至以外の寒い冬の日にも浸かってみてはいかがでしょうか。
この記事では、ゆずに含まれる効能と、
そのゆずを浮かべたゆず湯に入ると、どんな効果が期待できるのか?
についてお話したいと思います。
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ゆず湯に入る理由や含まれる成分や効果とはどんなもの?
日本では江戸時代からの風習として、冬至の日にゆず湯に入ることをしている人が多いようです。
その理由ですが、
冬至の日にゆず湯に入りますと、
と言われてきました。
このゆず湯に入ると風邪をひかないというのは、単なる迷信ではありません。
ゆず湯に含まれる様々な成分によって、健康にも高い効果が期待できるのです。
では、その詳細をお話していきましょう。
ゆずに含まれる、
リモネンには、
などがあります。
シトラールという成分には、
効果があります。
柑橘類に多く含まれているβカロテンには抗酸化作用があり、
などの効果があります。
柑橘類の皮に含まれるポリフェノールの一種で、ヘスペリジンという成分もあります。
このヘスペリジンには、
これらの作用があります。
さらにゆずに含まれる、
クエン酸は、
乳酸を分解し、疲労回復や血行の改善、
美肌効果、ミネラルの吸収の促進、アンチエイジングなどに効果があります。
リンゴ酸は、
疲労回復効果、自然治癒力のアップ、
胃腸病などの予防、デトックス効果などがあります。
ビタミンCは、
シミやしわの予防や改善、美肌効果、ストレスの緩和、デトックス、アンチエイジングの効果が期待できます。
ペクチンは、
血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を抑えたり、便秘や下痢の解消、腸内環境を整えたり疲労回復にも効果があります。
このように、沢山の効果や効能があることがわかります。
ゆず湯を楽しむためにはどうしたらいい?
改めてゆず湯を楽しむ方法を簡単に説明さていただきます。ゆずを入浴剤代わりに使うゆず湯ですが、
そのゆずはそのまま丸ごとお湯の中に浮かべたり、輪切りや半分に切ったりして浮かべるといいです。
ゆず湯で注意したいのは、
成分のリモネンには刺激作用があり肌がピリピリするという人もいます。
なので、お肌が敏感な人には、丸ごとゆずを浮かべることをお勧めします。
丸ごと入れることで、そうした刺激が緩和されます。
そして、丸ごと使ったゆずは翌日もう一度使うこともできます。
お湯の中に浮かべるゆずの数は5~6個程度がいいでしょう。
その場合、皮に小さく切り目を入れたり、皮を少し削って入れると効果が増します。
輪切りにしたり、半分に切ったりして入れるとゆずの効果はさらにアップします。
水洗いしたゆずを半分に切るか、厚めの輪切りにして入れてください。
ゆずを切って入れる場合効果はアップしますが、果肉や種が散らばって後片付けが大変になりますので、目の細かいネットに入れるといいでしょう。
それから、傷みやかゆみが出たりした場合は、すぐに入浴を中止しましょう。
肌荒れやお肌のトラブルの原因になりますので。
ゆず湯に入る際注意したい事

先ほども、ゆず湯に入る場合の注意点をお話しましたが、それ以外にも、
ゆずの成分には日焼けを促進させるものが含まれています。
なので、紫外線に反応してシミやそばかすの原因になることもあります。
ですから、ゆず湯に浸かった後は外出を避け、紫外線に当たらないように気を付けてください。
ゆず湯の残り湯の活用法について
ゆず湯の残り湯は洗濯やお掃除に使用することができます。ゆず湯の後の浴室や天井、換気扇などの汚れは、
ゆずのリモネンの作用により浮いた状態になります。
そこをゆず湯の残り湯でお掃除すると、きれいにお掃除できます。
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まとめとして
お料理に添えられてきたりするゆずですが、素晴らしい効能が含まれていることが分かりました。1年に一度、冬至の日だけにゆず湯に入るというのはもったいないほどたくさんの効果があるんですね。
冬至の日だけではなく、寒い冬の間何度かゆず湯に浸かってみてはいかがでしょうか。
寒さの厳しい夜にゆず湯に浸かると、身も心もぽかぽかにしてくれます。
ゆず湯に入って、厳しい冬を元気に乗り切りましょう。