腎臓 カリウム




これからの季節、食欲の秋といわれるようにおいしく食事ができるシーズンになりましたね。


おいしいものを、お腹いっぱい食べられることってとても幸せに思います。


でも、食事制限で食べるものが限定されていたり摂取量も制限されている方は注意が必要ですね。


食事制限で、よく耳にする病気は糖尿病と腎臓病ではないでしょうか。
今回は、その中で腎臓病についてとりあげてみました。


腎臓病の食事制限といいましても、その症状によっては制限の方法が変わってきます。
そこで、今回はカリウムにスポットを当ててお話を進めさせてもらいます。



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 そもそも、なぜカリウムが腎臓に影響してくるのか

健康

まずカリウムと腎臓病との関わりから説明しますと

腎臓に障害がある方は、カリウムを十分に尿に排泄する能力が弱くなってくるのです。

そうしますと、当然、カリウムが体内に蓄積されていくことになります。


そして、だんだんと血液中のカリウム濃度が高くなっていくことで非常に危険な状態になったりします。


たとえば


  • 不整脈が起きる
  • 心臓が止まって突然死に至る

  • 心臓だけに、なんだかとてもこわいですね。


    こうした危険を避けるためにも、血液中のカリウム濃度が正常範囲になるように、カリウムの摂取量を制限することが大切になってくるのです。



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     カリウムの多い食品でその減らし方5つの工夫

    ~こちらは「低カリウムレタス」の紹介動画です!参考になさってください。~

    「機能性野菜低カリウムレタス」として福島県立医科大学附属病院内でも販売されてます
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    先程も触れましたが、腎臓に障害がある方は、カリウムを尿に排泄する能力が弱くなっています。


    なので、普段の食事ではカリウムを多く含む食品の食べ方も工夫していかないといけません。


    カリウムの多い食材と、減らし方などを簡単にまとめてみましたので参考になさってください。

     
    ① いも類
    いも類はとてもカリウムが多い食品のようです。

    料理に使われるときには、小さく切ったものを大量のお湯で茹でこぼして下さい。

    そうしますとカリウムを50~75%減らすことができます。
    また、市販品のなかには、いもなどを原料としているお菓子や加工食品がたくさんありますので注意が必要となります。

    特に、フライドポテト等はカリウムを多く含んでいますのでどうしても食べたい時は、ご自身で手作りされた方がよいでしょう。

    ② 種実類
    これには、甘栗やピーナッツが該当します。

    ナッツ類はカリウムを多く含んでいますので、ついついお口に入れて食べ過ぎにならないように注意しましょう。

    ③ 豆や豆製品
    豆類は他の食品に比べまして、調理しましてもカリウムが溶け出してくれない食材のようです。

    ですから、面倒でも2度湯でこぼすことで20%程減らすことができますので覚えておいて下さい。

    豆製品である豆腐は、比較的カリウムの少ない食品となりますが食べる量には気をつけましょう。

    節約
    ④ 野 菜
    野菜は、全般的にカリウムを多く含む食材となります。

    いも類と同様に調理の際に茹でこぼす(3~5分)ことでカリウムが溶け出してくれます

    このときに、茹で汁はもったいない気がしますが捨ててしまってください。

    また、他の方法では、1時間程度水にさらしましても、カリウムを減らすことができます。

    注意したいのは、かぼちゃやとうもろこしは茹でましてもカリウムが多く残ってしまいますので食べる量に注意しましょう。

    ⑤ 果 物
    果物も全般的にカリウムの多い食材になります。

    りんごなどカリウムの低い物もありますが、食べる時は摂取量を注意してください。

    果物は缶詰としてもたくさん出回っていますが、素材そのものはカリウムが少なくなっています。

    ですが缶詰のシロップにカリウムがたくさん溶け出していますのであまり飲まない方がいいようです。

    また、ドライフルーツは生よりもカリウムを多く含んでいますので気をつけましょう。

    カリウム制限のある方、ご参考になりましたら幸いです。



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