
さぁ、楽しみにしていたお餅を食べよう~、と思って袋から出してみると、
「なんだか臭う」
古びた臭いなのか、湿気臭さなのか、まさかこれは、
「カビの臭い?」
そんな経験ありませんか?
食品から食品らしからぬ臭いを感じると、素材の安否も気になります。
また、せっかく食べる気満々だったのに、食欲すら落ちてしまいますね。
今回は、
何故お餅がカビ臭くなっているのか?
カビ臭くなったお餅は、はたして食べられるのか?
について調べてみました。
そのお餅、食べるか食べないかは、あなた次第ですよ。
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このページの目次
イヤだけど知っている臭い!餅からカビ臭を感じたら?
見たところ、何ともない白いお餅でも、なんとなくダメな感じの臭いがする。知らない臭いではない、感じたことのある臭いだ!
「まさか、見えないけれど、お餅にカビが発生し始めているのかな?」
おそらくそうです。
つまり、カビが住まおうと思い引っ越してきた気配そのものです。
火のない所に煙は立たぬ、ではないですが姿は見えなくとも、そこに臭いという存在感を見せ始めているようです。
カビは、菌糸という細くて長い、儚い姿をしています。
胞子という頼りなげな物体で静かに増殖、繁栄してくるやっかいな組織なのです。
なので、まだ目に見えなくてもその真っ白なキレイな餅の肌に、うっすら寄り添い根を下ろす準備を始めている段階かも知れません。
カビの臭いは、ごく僅かな量でも嫌われる傾向にあり、
人によっては何となくだったり、アレルギー反応を起こすほど抵抗を感じたりする場合があります。
「ん?おかしいな!?」
と思ったら、一旦保留にするのが良いかも知れませんね。
カビ臭いお餅の安否は?食べても大丈夫だろうか
お餅の安否に関しては、賛否両論ありますね。★ 青カビならば大丈夫とか
★ 赤いカビはダメだよとか
★ 削って落とせば食べられるとか
★ いかなるカビであろうと発生したら食べないように
などなど、
人によって、経験値によって、また実体験によっても様々なのです。
ただ、カビ臭い餅に関しては、安全性の前に、風味が損なわれていて全く美味しくないと思います。
傷んだものや、カビ臭くなった食品は、いかなる調理を施しても、違和感を抹消しきれない事が多いと思うのです。
そして、
「ヤバそうなものを食べた」
という先入観から具合が悪くなることもあります。
それほどに臭いや風味は大切なのです。
なので、味や風味に敏感な人は、安全であっても口にするのは抵抗があるでしょう。
カビや雑菌に侵されたお餅を調理したら臭いは消える?
生のお餅を形作り、そのまま飾る鏡餅は、歯が立たないほど硬くなります。オマケに上段と下段の重なった部分から集中してカビだらけ。
昔の人は、そのカビを取り除き、水につけるなどして洗い流し、柔らかく戻してから少しづつ食べていたことだと思います。
高価なもち米をたっぷり使用して作った大きな鏡餅は、大切なお正月後の食べ物として、重宝だったことでしょう。
あるお年寄りのお宅では、カビを削り、食べやすい大きさに切り分けた鏡餅を袋に入れて冷蔵庫で保存していたそうです。
そのお餅を振舞われた人は、見たところカビも傷みも見当たらなかったようです。
ただ、お餅そのものがカビ臭くて、どうしても口の中に残る違和感と鼻を抜ける異臭を身体が拒絶し、食べられなかったそうです。
揚げ餅、揚げせんべいなど、高温の油で調理したおやつでも、似たような経験があります。
餅そのものの風味は大丈夫でしたが、この場合、どうも油がダメになっていたのではないか、と思うような臭いが染み付いていたのです。
カビや傷みは、菌の臭いを伴います。
そしてそれらは、高温で調理してもなかなか消えないのです。
つまり、カビが生きていると考えると、やはり食べることは躊躇されますね。
お餅をカビや臭いから守るため鮮度をキープする保存が大切です
お餅がカビ臭いのは、それはやはり、カビ菌やカビ毒に占拠されているからであって、何でもない処に臭いはしません。
せっかくのお餅がイヤなカビや臭いに侵されないよう、先手を打って保存することにしましょう。
生餅を鏡餅で飾る場合、冷凍や冷蔵保存ができないので、焼酎でアルコール消毒するのがベストなようです。
などがあります。
切り餅を保存する場合は、冷凍保存が一番長持ちします。
乾燥しないようラップで丁寧に包み、容器に入れて保存します。
また、冷蔵保存には水餅の方法があります。
容器にお餅を並べて入れて、お餅が隠れるくらい水を張ります。
空気に触れさせない保存の仕方として簡単ではありますが、お水は毎日取り換える手間が必要です。
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まとめとして
今回の記事をご参考にされ、カビや臭いからお餅を守り、風味豊かな美味しいお餅を食べましょう。