お餅に生えたカビ



一瞬綺麗に見える、白いお餅に色とりどりのカビ模様。

でも、

「嗚呼やられた」

と残念に思ったこともありますよね。

このカビ達、カビはカビでも、

同じもの?

別の種類なの?


色が違うのだから、きっと別世帯、違う家族なんだろう。
その異世帯のカビ家族たちが、お餅に集まって繁殖している感じです。

こどもの自由研究の課題みたいに考えると、ちょっと興味深い未知なる世界です。

カビの生えたお餅は食べないので、
せっかくだから、ちょっとカビ種族たちの性質を色別に観察してみましょう。


 お餅がカビの花畑色、または信号機色の親族別カラー

赤、白、黄色♪

それはチューリップの歌にも出てくる色。

赤、青、黄色

こちらは信号機。

カビの家族も同様に当てはまる種族別カラー。
緑だか黒だか、複雑な色を混ぜ合わせたカビもあります。

そしてその中から、たった一色の中身を見ても、それはそれは膨大な細かい種類に分類されています。
まさに、計り知れない組織を構成しているようです。


まずは単純に、色別で特徴と安全性や危険度をインタビューしてみよう。

何故かって?

カビ種族の特徴を知ることによって、カビ菌糸の立ち入り禁止の予防策が作れると思うからです。
(ちょっとだけシャレです)


 いつでも何処でも根を下ろすアオカビ種族は大地主

全世界のあらゆる処で浮遊し、目指す場所へ降りて根を張る、

アオカビ種族

黒カビと繁栄を競うように大家族のようです。


こちらは、根を下ろす場所は選ばないと言いますか、壁でも床でも家具にでも、簡単に付着し根を張ります。
エアコンのフィルターにも気を付けて下さい。

もちろん、食品にも隙あらば取り付いて、お餅やパンなど、青緑に染め上げたりしますね。
ただ、真空パックになっている食品にアオカビが生えないのは、空気に触れていないからです。


アオカビは空気中に漂って繁栄できる場所を探しています。
人間の身体に及ぼす影響としては、空気中のカビの胞子を吸い込むことによって起こるアレルギー反応。

気管支炎や喘息の原因になる危険性があるようです。


アオカビ種族に占拠されないためには、極力お部屋や調理環境のクリーンアップが効果的なようです。


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 発見し辛い白いカビはほのかな見た目でもカビはカビ

フワッと白く遠慮がちに、色で主張することもない、

白カビ

お餅やパンや米などに付着している場合、発見し辛く、

「うっかり食べてしまった!」

なんてこともあるかも知れません。


食品に発生するだけでなく、革製品のバッグや衣類、クローゼットや靴箱などにも見かけることがあります。

アオカビや黒カビと比べると、根を張らない性質の様で、拭き取れば除去できるという説もあります。

が、しかし、カビはカビです。


特に気を付けなくてはならないのが、カビ毒の強さです。
白カビには強い毒性があり、食べると中毒を起こすこともあります。

見えにくいのに、やっかいな種族ですね。


お餅など、カビは見えないけれど、カビ臭い気がする時は要注意。
アルコールで拭くか洗うかすると、除去できるようです。

熱に強い性質らしいので、加熱しても分解されたり、消滅したりは期待できないので、アルコール除菌がおススメの一族です。

補足ですが、

黄色いカビも、

白いカビ同様、遠慮がちな見た目とは裏腹に、強いカビ毒を持ったクセの強い種族なので気を付けましょう。


 赤やピンクのカビはその見た目通りの危険な証

水辺が大好き、

赤カビ種族

こちらは、水分がある場所なら、至る所で発生します。


アオカビや黒カビと異なる特性は、タンパク質などの栄養源すらいらない、水分だけで繁殖する生命力の強い輩。
お餅の水分にだって引き寄せられます。

ごはんの残りを適当にラップして冷蔵庫に入れておいたら、赤や緑のカラフルごはんに変化していた、なんてことありませんか?

バスルームの床や、洗面台の排水溝の付近など、水場でもよく見かける、アイツです。
ぬるぬるヌメヌメした場所が好みで、大変危険な毒性を持っている手ごわい種族。

うっかり口にしてしまうと、下痢や嘔吐、食中毒のような症状に見舞われ、大変な迷惑を被ります。


お餅がほんのりピンク色になっているのを発見したら、迷わずお別れを告げて下さい。

赤色は危険信号だと認識しておくのが安心です。


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 まとめとして

理科の先生のように、専門的な詳しい説明はできませんが、カビの色で、様々な特性があり、危険性もあるということが分かると思います。

白いお餅がカラフルに変化する理由は、色々な種類のカビが、

  • 好む絶好の栄養源
  • 環境がある

  • ということですね。

    何色であっても、カビの種族たちに占拠されないよう、密封しクリーンな状態で保存することが何よりですね。

    白いものは白いのが一番!


    安心して美味しくお餅を食べられるよう、こころして保存しておきましょう。

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