真空パックになっていないお餅は、硬くなったりカビが生えたり
しやすいですね。
ちょこっとカビが発生してしまったお餅、どうしていますか?
黒緑色っぽい小さな点だけだから、削り落として食べたよ、とか
オレンジ色とかピンク色っぽいのが、うっすら付着しているだけ
だから、洗って食べたよ、とか。
ガッサリ袋に入っているお餅を取り出して食べていたら、その中の
いくつかにカビを発見した、なんて事もあるかと思います。
お餅のカビ、うっかり食べても大丈夫?
少々のカビなら取り除けば、残りの部分は安全?
それを知るには、カビの特性を知ることから始まります。
このページの目次
昔の人は食べていたから餅のカビは安全?
要注意!発がん性のあるカビ毒もあるとは言っても、日本の気候はカビにも暮らしやすい環境であって、
カビや菌がゼロの生活は無理なんですね。
特に発がん性の高いものとして挙げられているのはアフラトキシンB1
という種類のカビだそうですが、素人が見て、これが発がん性の高い
アフラトキシンだ!と分かるワケではありません。
このカビ毒は主に豆類や穀物から検出されているようで、いずれも
輸入品や海外産のもの。国産の食品からはほぼ出ていないようです。
お餅は、もち米から出来る食品であるため、穀物として考えると、環境
によっては、この強力なカビ毒が付着していないとも限りません。
発がん性があるにしろ、ないにしろ、カビ毒に侵された食品は、長時間の
加熱処理でも消えないようなので、カビを発見した際には、もったいない
かも知れませんが、口にしないよう気を付けた方が良さそうですね。
餅はカビの繁殖に適した栄養源の塊。カビを発生させない保存が大事
湿度や温度でカビの発生環境が変わってくるのはご存じかと思われますが、生えてしまうカビは、いつも同じではないですよね。
お餅なら黒いカビ!と決まっているワケではなく、ピンク色だったり
緑色だったり、白いお餅に白い点々、これもカビ??と思うような
目立たないものまであります。
カビに発がん性があるかどうかより、そもそもカビを生えさせない
ようにすれば、安心して美味しいお餅が食べられます。
カビが発生する環境は、単純に考えて、湿度と温度と雑菌です。
それらをお餅からシャットアウトすれば、カビも住めない環境に。
お餅が癌化する前に、クリーンな状態を保持する保存方法を整え
ましょう。
カビは根が深いので、見えたら食べない!怖い蓄積
万が一、食べている途中でカビを発見したとしても、それほど慌てる必要はないと思います。
昔から、カビを洗ったり、削り落としたりして食べていた人達が
その方法で大丈夫!と思って元気にいるわけですから。
でも一方で、先ほど上がっていた発がん性のあるカビ毒が強い
アフラトキシンは、少量でも食べ続けてしまうのは危険です。
ほとんどの動物の肝臓を蝕む、という実験結果もあるようで、
特に危険なカビ毒としての注意があります。
素人判断では分からないカビの種類や特性。
削っても洗っても、カビには根っこがあるので、見えたらもう
食べないのが一番ですね。
お餅のカビの発がん性。素人判断で大丈夫だと判断しないこと
お土産や、頂き物で、高価なパン(今ブームですね)や、季節行事のお餅など、普段なかなか手に入らないものほど、大事に少しづつ食べ
ようと、取っておいたりしますよね。
ちょこっとカビが見えても、取り除いて食べたりしちゃっていました。
もったいないし、味自体は変わってなかったりするので。
でも、カビの特性を知り、危険性を知ると、食べる気がしません。
結果、食べない方がいいのですが、やっぱりもったいないなぁって
どうしても思ってしまいますよね。
なので、お餅もパンも、すぐに完食できないものなら、安全な状態で
保存して、美味しさをキープすることが大切です。
安全で、新鮮な美味しいお餅をこれからも食していきましょう。