今は小包装や個別真空パックになっているものなど、ある程度の期間
そのまま常温で保存しておけるものが多いですね。
特にカビや傷みが多くなる梅雨や夏など、季節によっては小包装の中
にまで汗をかいて、大丈夫かな?と気になることもありますが。
お正月などにいただく、切り餅やむき出しのカッチカチになる鏡餅は
とにかくカビの発生が早いです。
せっかく美味しい新鮮なお餅なのに、カラフルなカビが発生すると
途端に食べる気が失せてしまいます。
大好きなお餅を守るために、どうすればいいのか、調べてみました!
このページの目次
カビたお餅は食べる派?食べない派?怖いカビの根っこ
お餅にカビが発生してしまったら、どうしていますか?ポツンと小さく緑色、隅っこにふわっとピンク色、よぉく見ると
うっすら白っぽく覆われている。
カビの生え方は様々ですが、ぽっちり小さなカビならば、削って
食べてしまうという方、多いのではないでしょうか?
でも、気を付けて!カビというのは、菌が付着し、根っこを張って
成長するものです。
目に見えるカビという形になっているものは、既に内部に根を下ろし
占拠しているということ。
体内に入ると、少量なら問題ないかも知れませんが、体調や体質、また
カビの種類により、様々な良くないことを起こしかねません。
黒や緑のカビは喘息やアレルギーを引き起こす可能性があります。
赤やピンクのカビは、下痢や嘔吐など食中毒のような体調に。
必ずしもそうなるとは限りませんが、カビの特性を知ってしまうと
カビの生えたお餅は食べることを断念してしまいますね。
つきたて生餅や、鏡餅を長持ちさせる守備体制
カビが生えたら食べられない。食べない方がいい。でも、もったいない、大好きなのに、と悔やむならば、先手を
打って菌やカビからお餅を守り、ちゃんと食べられるように保存
して、楽しみを長持ちさせるのです。
切り餅や鏡餅のように、カチカチに硬くなっているお餅には
アルコールを霧吹きするのが最適です。
なるべくアルコール度数の高めな日本酒や焼酎などがいいですね。
匂いが気になる場合は、日本酒より焼酎の香りの淡いものが良い
ようです。
つきたて柔らか生餅は、保存せず当日食べてしまうのが本当は一番
いいに越したことはないですが、容器に入れて冷蔵庫に保存する際
カラシやワサビをお弁当のおかずカップのようなものに少し入れて、
保存しましょう。
お餅を容器に入れる時は、手づかみや、使ったお箸はやめましょう。
何らかの菌を一緒に保存しては元も子もありません。
カビに気付かずお餅を食べてしまったら、どうすればいい?
昨日いただいたお餅だから、すぐに食べてしまった。とか、いくつか食べていた内の数個にカビを発見して、食べるのを
やめたけど、気付かないで食べちゃったかも?という場合。
少量であったり、特に何も感じないなら大丈夫です。
胃まで到達すれば、菌も胃酸で死滅します。
モサモサにカビが生えたお餅を、削ってまで食べたりしなければ大方
心配ないハズですが、なんだか気持ち悪いと思ったらお医者さんに
行きましょう。
お餅自体が、カビの好む栄養源が整っている環境なので、カビの発生が
思いのほか早かったりする事は多々あります。
食べちゃったかも、と思って、お酒をたっぷり飲むのが予防になるか
どうかは、調べておりませんので、アルコールでお餅をカビから守るのは
保存する際にご利用くださいね。
お餅対カビ。切っても切れないこの関係をまとめると。
お餅の持つ特性、カビの好む環境、体内に及ぼす影響を考えて保存方法が一番大切だとわかりました。
アルコールのシールドを張ってあげることで、お餅の命も守られる。
余談ですが、カビは水分や湿度なども大変好みます。
アルコール消毒以外にも、シリカゲルなどの乾燥材を用いるのも
ひとつの手段ではないかと思います。
美味しいお餅をずっと楽しめるように、色々工夫して長持ちさせましょう。