お餅をカビ防止

つきたての柔らかな、良く伸びる美味しいお餅。

自治会や、こども会や、年末年始イベントなどでの餅つき大会で配られる、
きなこ餅
あんこ餅
からみ餅
ずんだ餅
柔らかいうちに食べる幸せといったら、たまりません。

たくさんのつきたてのお餅を平たく伸ばして、一枚の板のように整えた伸し餅は、お雑煮やお汁粉を作るのに重宝します。

だだ、時間が経つと、硬くカチカチになるので、切って使うのがちょっと大変。
なにで、まだ少し柔らかさが残っている内に切り分けて保存する場合も多いでしょう。

お餅の美味しさをキープして、長持ちさせる保存方法や、硬くなったお餅をつきたてのように柔らかくする方法があるって知っていますか?

そこで、誰でも簡単にできて、お餅を守る、そして復活させる方法を見てみましょう。


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 空気に触れさせない水保存で餅をカビから守る

これは昔からよくある保存方法のひとつのようです。

冷蔵庫という、今では当たり前の家電がなかった昔は、お水につけてお餅を保存していたんですね。
今でも手軽な保存方法として用いられているようで、お餅が乾燥して硬くならず、鮮度を保つメリットがあります。

手順は簡単で、
容器に入れたお餅がしっかりつかる程度の水を張り、蓋かラップをして保存します。

注意する点としては、雑菌が入らないよう清潔な容器と新鮮な水を使い手づかみではなく、清潔な箸やトングを使うこと。
そして保存している間は、毎日お水を変えることです。

保存期間としては、1ヶ月~数ヶ月可能ですが、お水を変える手間があるので、長期保存する場合は密封して冷凍保存するのが良さそうです。

お餅をカビ防止で水

 カチカチに硬くなってしまったお餅は水餅に

既に硬くなってしまった伸し餅や切り餅は、お水につけて水餅にすると、柔らかく調理しやすくなります。
クニャリと柔らかくなったお餅は様々な食べ方ができますね。

器にお餅を入れて、ラップなしで、電子レンジで30秒ほど加熱するだけでビックリするほど膨らんで、まるでつきたての様な熱々お餅が出来上がります。

器に盛り過ぎたり、加熱し過ぎたりしないように気を付けてください。

本当によく膨らむので、電子レンジいっぱいになってしまい大変な事になってしまうほどです。

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 昔からある、水餅にしてカビを削ぎ取るのは正しい?

カビの生えてしまったカチカチの鏡餅。

縁起物だし、もったいないから、お水につけて柔らかくした上で、カビを削り落としてキレイにして食べてしまう。

これって確かに見た目はカビがなくなって、キレイな部分だけになっている様な気がしますが、一旦カビが生えてしまったお餅は食べない方がいいようです。

カビは表面だけに見えますが、根っこを張ってお餅の中にまで入り込んでいるのです。
お餅から栄養分を吸い上げて、カビの胞子を咲かせている根っこを食べていると思うと気持ち悪いですよね。

カビには食中毒のような症状を引き起こしたり、喘息やアレルギーの発症原因になったり、色々な健康被害を引き起こす原因になります。

長寿の縁起物としてお餅を食べて、寿命を縮めては元も子もないですよね。

カビの生えてしまったお餅は、カビを取り除いてまで食べることは極力やめましょう。

 お餅を水につけて保存する方法を改めて説明

カビ予防と、ある程度の期間保存するために、お餅を水につける方法を紹介しました。

お餅にはカビが喜ぶ栄養素がたくさんあります。
ちょっと油断すると、すぐカビに占拠されてしまうので、しっかり予防しましょう。

保存の手順を改めてまとめておきます。

① まずお餅の周りについている粉を落とします。
② 清潔な容器にお餅を並べ、しっかり浸るくらいまで水を張ります。
③ 埃や雑菌が入らないよう、蓋かラップをして冷暗所で保存します。
④ お水は濁ってしまわない内に取り替えます。出来れば毎日変えるのが良いです。

カビは20度~30度の気温で大変活発になるので、夏場は冷蔵庫に入れておくのがおススメですね。


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 まとめとして

ご紹介しました方法でカビから守り、鮮度を保ったお餅は、いつでも美味しく手軽に調理できます。
年中お餅を食べたい人には重宝ですね。

「カビは削って落として食べられる」などと、もったいない思考の昔の人にも教えてあげましょう。

カビは落としても、食べちゃダメ。
カビが生えないように保存しようって。

そして新鮮で清潔で、栄養満点の長寿の源、柔らかお餅を召し上がって下さいね。



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