
寒い季節はおでんが美味しい季節です。
自宅でお好みの具材をたっぷり煮込んで作ったり、手軽にコンビニで好きなものだけチョイスして買ってきたり、楽しみ方は色々です。
それで、ついつい欲張って、アレもコレもと沢山詰め込み過ぎて、
「食べ切れなかった~」
なんてことありませんか?
実は、おでんは意外と足が早いものです。
なので、思いのほか早く傷んでしまったり腐っていたりします。
「煮込み料理だから大丈夫!」
と思うのは危険といえます。
時間経過から、おでんに見える危険信号を知っておきましょう。
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「匂い」で分かるお出汁の香りを打ち消す信号とは
お鍋に大量に作って、食べ切れずに残ったおでんを、お鍋のまま常温保存していた場合、気を付けなくてはなりません。
夕べはあんなにお出汁のいい香りがしていたのに、
「ん?何だか匂いが変わったかな?」
ジメッとしたような、酸っぱいような、美味しそうではない匂い。
これは既に中身に傷みが始まっている信号です。日本人は風味にとても敏感ですね。
匂いがあると、大丈夫かどうか以前に食べる気が失われると思います。
傷みは、おでん全体を覆う、出汁の利いた汁までも侵してしまいます。
そして匂いは、具材の痛みから来る菌の増殖を表す危険信号だと判断していいと思います。
おかしな匂いを感じたら、食べてみたりしない方が良いでしょう。
「白い膜」は見た目で分かるし泡やねばりで完全にアウト
ご家庭のお鍋のおでんにしろ、コンビニのひとりおでんにしろ、食べ切れず残した分は、後日の楽しみとして保存しておかれると思います。
数日間、常温で置いてあるなんて事はないと思いますが、ただ、保存環境によっては一晩でダメになる場合もあります。
そして、
「蓋を開けたら白い膜、、、」
それは、牛筋の脂かな?なんて希望的観測は危険です。
冷蔵庫保存だと、余計に思いがちな予想ですよね。
冷えると脂は白く固まるものですから。
でもよく見て下さい。脂の固まり方とは違います。
膜状になって全体を覆っているようなら、それは腐敗の危険信号です。
それはけっこう進んでいる状態でもあります。
また、具材を取り出してみると、粘り気があったり、ひどい場合には糸を引くような状態になってるかも知れません。
そして、温め直す時は電子レンジではなく、火にかけると判断しやすくなります。
腐敗した具材のぬめりから出る成分で泡立ちます。
それはもう、おでんが腐ってしまった完全なアウトな症状なので、諦めて処分しましょう。
食べてしまって変な風味を感じた場合のギリギリな判断
白い膜もなかったし、変な匂いもしなかった。なので温め直して食べてみたら、
「アレ?美味しくない感じ」
苦い感じでしょうか。
ぬめり感でしょうか。
それとも微妙な風味からくるものなのか?
そう思ったら、それは、全体には及んでいないものの、具材の傷みが始まっている証です。
煮込み料理の安心感から、火を通せば大丈夫と思いがちなおでんです。
でも、様々な具材を煮込み、様々な要素が入り込みます。
そして残ったおでんは、ゆっくり冷めていきます。
その際にはすでに具材の傷みがスタートしてしまいます。
周りに影響を及ぼさないまでも、味や風味から損なう腐敗が始まっている段階だと判断して良いと思います。
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まとめとして
大きなお鍋でたくさんの具材を熱々に煮込んだおでんにしても、コンビニで欲しいものだけ選んでいたら、結構な数になってしまって食べ切れなかったおでんも、
出来ることなら早いうちに完食しましょう。
もし、食べきれず残ったおでんを保存したい場合ですが、
再度火にかけ熱々にし、そして急速に冷ますことが大事です。
残り物の保存は、様々な要素が活発に増殖するタイムラインが存在します。
常温停滞時間を極力少なくした保存状態に心掛けましょう。
つまり、熱いか冷たいかに徹した、安全タイムの保持が大切です。