かぼちゃが腐れる


かぼちゃや冬瓜(とうがん)など、ウリ科の固い野菜は、そうそう腐らないイメージがありませんか?

ですが、丸く大きなかぼちゃをいくつも貰って、台所の片隅にゴロゴロ置いていたとします。

「一体いつまで大丈夫なんだろう?」

なんてチラリと心配になってしまいますよね。


そこで、かぼちゃは、どうしたら腐らせることなく日持ちさせられるのか?

その辺を調べてみたので、いい方法だと思ったものをお伝えしましょう。


先に、だいたいの答えを言ってしまうと、

かぼちゃは切ってしまうと傷み始めるのが早いです。

日持ちせずに腐ってしまうので、保存方法を工夫するのが一番良いようですよ。


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 かぼちゃが腐るのは、カットして露出した真ん中からです

丸のままのかぼちゃは、10度前後ならば常温で2~3ヶ月もつようです。

熟度にもよりますが、気候の暖かい時期は冷蔵庫に入れておけば大丈夫。

カットしたかぼちゃの方はと言いますと、
2~3日で使い切らないと、乾いた色になってしまったり、また逆にジクジクとぬめりが出たりしますよね。

具体的には、傷みが始まり腐っていくのは真ん中の種と綿の部分になります。


カットした面が空気に触れ、時間が経つと真ん中からしんなり萎れてくる感じです。

この変化を「熟してきている」と表現することもあるようですが、
どんどんと進行してしまうし、その熟し過ぎた状態は「腐っている」ようなイメージですよね。


もし、丸ごと1個のかぼちゃを数日で完食するのが難しい時には、
保存しておく分の種と綿を取り除いて、傷みの進行を遅らせましょう。


日持ちが全然違ってくるので、試してみて下さいね。


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 空気に触れさせず、冷たく保管するのがベスト

種と綿を取り除いたら、袋に入れて置いておけばよいのか?

というワケではありません。

生の植物なので傷みは進行してしまいます。


残ったかぼちゃを腐らせないためには、なるべく空気に触れないようにカットした面をラップで密封しましょう。

更に袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫に入れておけば格段に日持ちします。


さらに、

「しばらくかぼちゃ料理はしない」

という場合は冷凍保存がおススメになります。

この時の注意点ですが、
固まりのまま冷凍保存してしまうと、次に使う時に扱いが大変になってしまいます。

なので、調理に使いやすい大きさにカットしてから保存します。

かさばらず、冷凍庫の中にも納まりやすくなりますね。


 丸かぼちゃの皮に、気になる変化がみられる場合

カットしていない丸のままのかぼちゃは、かなり日持ちするとお伝えしました。

ですが、絶対に腐らないという事ではありません。

濃い深緑色で固く張りのあるはずの皮が、全体的に変な色になっていたりブワッと柔らかくなっていたら要注意です。

その場合、何らかの原因で熟し過ぎて、腐ってしまっている可能性が高いです。


一方で、皮は固いけれど、全体が緑色の1部分だけ黄色っぽいのは、どうですか?

一見ダメージのようにも見えますが、これは大丈夫。日照の問題です。


ただし、外側の変化だけでは分かりにくい事もあるので、ガツンと切って、中身を確かめてみましょう。


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 まとめとして

置きっ放しの丸かぼちゃや、カットして残ったかぼちゃを腐らせてしまった残念な思いは、

今後は攻略できそうでしょうか。

かぼちゃは頑丈そうに見えても、お花と同じ。


つまり、刈り取った時から成長が緩く止まっていき、いずれは枯れて朽ちる植物なのです。

そしてなによりも、食べるものなので放置せず、デリケートに扱ってあげましょう。

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