カレーが腐る

今日のご飯は何にしよう~。
みんな大好き大盛りカレー。

自宅で作ると、どうしても大量に出来てしまい、1回では食べ切れず、

「3日も4日もカレーが続く!」

なんてことありますよね。

それ、気を付けてください。
残ったカレーは思いのほか傷みが早く、風味から見た目まで変化してきます。

「このカレー、腐ってないかな?」

という判断は、中身の具材などから始まる雑菌の繁殖で、見た目や匂いの変化で判ります。

こんな風になったらアウト!
のカレーの様子を見てみましょう。

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 鍋の中、薄っすら覆う白いベール

夕べの残りの、お鍋のまま放置したカレーに火を通して、

「今夜も食べよう!」

と蓋を開けてみたら、何やら白い膜のようなものが薄っすらかかっている。
下手すると気付かない程度のほんのり白いベール。

お肉の脂かな?
野菜の灰汁かな?

違います。その白いベールの正体はカビなのです。

残りのカレーを常温で保存した場合、室温や環境によっては、半日でも生えるカビの姿です。

膜状ではなく、白い斑点のようなものがある場合も同様です。

表面にカビが見えたら、カレーの中身の具材はけっこうな量の雑菌が繁殖し、傷みに侵されていると判断して下さい。

間違っても、上の白くなった部分だけ取り除いて食べちゃうなんてことはしない方がいいと思いますよ。

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 こってりカレーがお好みでも、糸を引くのはアウト

あっさりサラサラなカレー、
こってりぼってり濃いめのカレー、

好みも色々ありますが、保存してあったカレーが糸を引く、ネバついた状態のカレーが好きな人はいませんよね?

翌日はコクがでて、更に美味しくなっているとよく言われていますが、糸を引いたカレーはいけません。

カレーに糸が引いても味や匂いに変化がない場合もあります。

無味無臭だと安全な気がしてしまいがちですが、ネバっと糸を引く様な状態になったカレーは、間違いなく痛んでいる証拠です。
(納豆を入れた場合は別)

特に具材は一番先に傷みが始まるので、口にしないようにしましょう。

 カレーの中に繁殖する菌は主に《ウェルシュ菌》というものが多い

白っぽくカビが生えていたり、粘り気が出ていたり、カレーが腐ってしまった場合は、既にウェルシュ菌に占拠されていると思って下さい。

ウェルシュ菌は熱に強い食中毒菌です。

つまり、温め直したり、食べる前に火を通しても菌が生き残っているのです。

しかし、ウェルシュ菌の毒性は、それほど強くはなく、健康な人なら1口2口食べてしまっても、食中毒になってしまう恐れは低くです。

というか、気付きにくいという点があります。

ウェルシュ菌を口にしてしまった場合、6時間から20時間以内に発症するといわれています。
24時間以上何事もなかったら、大丈夫ですね。

でもそんな菌を口にしたくはありません。

残ったカレーを食べる場合は、状態をよくチェックしてからにしましょう。

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 まとめとして

大量に作って、翌日も更に美味しさを増すカレー。

せっかくたくさん作っても、カレーは非常に足の早い食品です。
腐ってしまう前に、なるべく早く食べてしまいましょう。

そして、残ったカレーは菌の繁殖しやすい温度と時間を極力短くする様に工夫するのが大切です。

見た目が変わってしまっていたらアウトなので、

白い膜であるカビや粘り気を出す菌に侵されることのないよう、残りは素早く冷やし、小分けにして冷蔵か冷凍保存して下さいね。

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