
厚い皮や泥のついた、採れたてのたけのこを手にする機会は、それほど多くありません。
なので、
「新鮮だから大丈夫!」
と過信しがち。
そして、下処理が面倒で、ついつい放置しちゃったけれど、それどうなんだろう?
たけのこって腐るの?
見分けることは出来る?
という疑問ありませんか。
もちろん、たけのこは生野菜なので放っておけば腐ります。
その様子や見分け方を知り、確認してみましょう。
何より、腐らせない保存を早めに施しておくことが大切なのです。
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寂しい腐敗、変色して力がぬけた状態はアウトです
放置され、ぐにゃりと力が抜けたたけのこは、完全にアウトです。それは、生きる気力を失って、鮮度を保てなくなり腐ってしまいました。
他に、赤っぽく変色した箇所がある、薄っすらピンク色に見えるたけのこは悪い菌に染まり、グレてしまった様子です。
素顔を見せず濃い化粧を始めた女の子のようですね。
そして、変に白くなっていて、触るとヌルっとしていたり、少し糸を引く様になったたけのこも、腐敗を表現しています。
腐に敗して妖怪に転じてしまった姿のようで、痛々しい次第です。
放置していたたけのこだけではなく、水に漬けて保存したものを忘れていて、長期間放置してしまった時は気を付けて下さいね。
パッと見、何でもないように見えても、腐っている場合がありますので。
酸味のある匂いは、たけのこの匂い?傷んだ匂い?
先にもお伝えした、水に漬け置き保存したたけのこですが、キレイな水に小まめに取り替えていれば特に問題はありません。もし、忘れて長期間保存してしまっていたら、まず匂いを確かめましょう。
確かめるまでもなく、開けてみたら酸っぱい匂いがする!アウトです。
お水も濁っていると思います。
あく抜きの後、お水に漬けて放置した場合の、酸味のある匂いについては腐っていると判断して下さい。
ただ、スーパーなどで売っている、水煮のたけのこのは開封した時や、調理した時に酸味を感じることがあるのです。
これは水煮として商品にする際の保存料の関係です。
なので、その場合はよく洗って、更に真水にさらして臭みを抜く方法もあります。
また、保存料ではなく、濁ったお水に浸かっていたたけのこの酸っぱい匂いは腐っていると判断し、食べない方が良いでしょう。
溝や隙間に白い物体が!これは大丈夫?
たけのこの、溝や隙間に白い物体がある!はい、大丈夫です。
よく見かける白い固まりのようなもの。
半分に切り分けられた、たけのこの、その中の溝などに付着していますね。
それはたけのこ特融の旨味成分、アミノ酸の一種です。
気になるようでしたら、キレイなお水でよく洗い流してから調理すると良いでしょう。
ただ、傷みが発生した時やカビが付着している場合の変色には気を付けて下さいね。
全体を白く覆われているとか、赤や緑の点々が見えた場合は、旨味成分ではなく、カビや傷みなので、アウト!と判断しましょう。
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まとめとして
たけのこの傷み、腐った場合の変化の見た目を表現してみましたが、いかがでしょうか?
食材が機嫌を(期限を)損ねると、姿や形、手触りや匂いが変化します。
適した保存をして、長く放置しないようにしましょう。
なぜか、キュンとした歯ごたえの、新鮮なたけのこが食べたくなってきました。
今夜は青椒肉絲にしようかな。