インフルエンザ11



季節の変わり目は風邪を引きやすいのですが


特に秋から冬にかけては、毎年インフルエンザウィルスが猛威をふるう季節でもあります。


経験された方は相当苦しい思いをされたかと思いますが、症状の中でもひどい下痢に悩まされる方が多いのも大きな特徴のようです。


それでは、インフルエンザウィルスに罹って下痢になってしまった場合の対処法などご紹介させてもらいます。


管理人のインフルエンザ体験談もご紹介しましたのでご参考に!



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 インフルエンザの症状による下痢の対処法の基本知識

インフルエンザの症状で下痢になってしまった場合、一般の腹痛による下痢とは対処法が異なってきます。


これはノロウィルスなどのウィルス性の病気全般に言える事ですが、

これら「ウイルス性胃腸炎」は抗生物質が効かないケースもあり、

睡眠と安静

が一番効果的な対処法となります。


ですから、あわてて下痢止めを飲むなど、対処療法をして急場しのぎをしてしまうと、

ウィルスの排出 が遅れてしまい、治癒するのに余計時間が掛かってしまう可能性があるのです。

健康
ご存知のように、インフルエンザウイルスには大きく分けますとA型とB型があります。
その中で、消化器官に病気がでやすいのはB型に感染した場合です。


さて、そのインフルエンザで下痢の症状になるのは、消化器管がインフルエンザウイルスの影響をうけて、腹痛や下痢が続くといった状態です。


インフルエンザになって、この下痢の症状が出ますと、発熱を伴い40度近くの高熱が出ることもあります。


熱が出て腹痛や下痢も同時に起きますから、体力の消耗は激しくなります。


その高熱は、2~3日で下がっていく傾向ですが、腹痛や下痢はそれ以上の長い期間続くことがあります。


場合によっては、1週間も下痢が続く患者さんもいます。

これは、消化器官にインフルエンザウイルスが取りついたまま、それが消滅していないためです。


では、そのつらい症状を少しでも緩和するための対処法を詳しくご紹介しましょう。


 インフルエンザで下痢の症状の対処法の詳細!!

インフルエンザで下痢の症状の対処法の詳細をお伝えします。


① 水分と電解質(ナトリウムなどの塩分)をしっかりと取る

インフルエンザウイルスに感染して下痢が続く場合は、体の中の水分と電解質(ナトリウムなどの塩分)が失われてしまいます。


特にインフルエンザの場合は高熱によって沢山の汗をかきますので脱水症状にならないように注意をしてください。


対策としては

  • お湯やお水
  • お茶
  • スポーツドリンク
  • 経口補水液
  • リンゴの果汁
  • お吸い物

  • などでしっかりと水分と電解質を多く含んだものを口にして、体が脱水症状になり衰弱しないようにしてください。



    ② トイレはガマンしない

    ウィルス性疾患の方の下痢や嘔吐の排泄物には、多くのウィルスが混ざっています。

    つまり、体の中の毒を排泄してキレイにしようとしているのです。


    トイレに行かず、下痢や嘔吐を我慢しますと体内に毒を貯めこんでいるのです。

    つまり、インフルエンザが長引くことにもつながります。


    下痢は、人間の防衛本能ともいえる大切な自然の営みなのです。

    なので、下痢止めなどの服用は極力控えできるだけ我慢せずに、全部出してしまいましょう。



     インフルエンザで腹痛があるときの対処法は?

    インフルエンザでは腹痛をともなうことがあります。
    その場合の対処法をご紹介しましょう。


    お腹まわりを緩めましょう

    まずは、ベルトをつけている場合でしたら緩めるかはずしましょう。

    また、紐やゴムなどの場合もお腹まわりを圧迫しすぎないようにします。



    ② お腹を撫でることも大事

    お腹が痛い症状や、排便後もお腹の中に便が残ったような違和感がある場合でしたらお腹を撫でてみてください。

    やり方は、肌の上から直接か、または肌着の上から「の」の字を描くようにしばらくさすってみてください 。

    痛みが収まったり便が出てくることがよくあります。



    ③ 薬の服用もおすすめ

    薬の服用は、基本的に整腸剤でしたら服用しても大丈夫のようです。

    ただ、下痢の症状が激しい時は服用してもすぐに排泄されるため症状がおさまってからにしてください。


    ☆ 下痢止めと整腸剤の服用法の違いなど ☆ 

    私たちの腸の中には、いわゆる善玉菌と悪玉菌がいます。
    下痢の時は悪玉菌が優位になっている状態となります。

    ウイルスも細菌とは少し違いますが、体にとっては悪玉になります。

    下痢を抑えようとする下痢止めは、悪玉を排泄する働きを抑えてしまう場合があります。

    反対に整腸剤の多くは善玉菌をお薬にしたもので、その善玉菌を補うことで悪玉菌を減らそうというわけですから副作用はほとんどありません。

    うまく使い分けることが症状の改善につながります。


     インフルエンザで気をつけたい基本的な予備知識

    インフルエンザで気をつけたい基本的な予備知識になりますが、


    安静のため睡眠されるときは体の保温にも十分注意なさってください!!

    また、 インフルエンザと診断された場合、絶対にアスピリンを配合した薬を飲むのは止めて下さい。

    インフルエンザ脳症に罹る可能性があります。

    インフルエンザ脳症とは

    インフルエンザにかかった幼児(主に1~5才)に

    けいれん
    意識障害
    異常行動

    などの急速に進行する神経症状がみられ、さらには血管が詰まったりまた多くの臓器が働かなくなったりするものです。

    その結果、命に関わるような重篤な疾患をインフルエンザ脳炎・脳症といいます。

    「関連サイト」インフルエンザ脳症とは?赤ちゃんは予防できるの??



    新型インフルエンザの症状で下痢の場合がある!

    新型インフルエンザの症状ですが、

    突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感
    に加えて

    鼻汁・鼻閉、頭痛
    などがあり季節性インフルエンザと非常によく似ています。

    ただし、季節性インフルエンザに比べまして下痢などの消化器の症状が多いことが指摘されています。

    新型インフルエンザとは

    季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザとなっています。

    一般に国民が免疫を持っていないことから、全国的にしかも急速にまん延するる可能性が大きくなり

    国民の生命や健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものを新型インフルエンザといっています。

    その主な治療法としては抗インフルエンザウイルス薬(タミフル・リレンザ)の投与となっています。


    ところで、ご自身の症状が

    「インフルエンザなのか?」

    「一般の風邪なのか?」

    分からない場合もあるかと思われます。


    両方の違いや見分け方などを確認しておきましょう。



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     一般的な感冒(風邪)とインフルエンザの違いとは?

    基本的には、風邪もインフルエンザも同類ではあります。


    風邪は正式名称を「風邪症候群」といい、インフルエンザもこの風邪症候群に分類されているのです。


    要はウィルスの違いにより名称が変わってきています。


    最近では風邪よりも重篤な症状の風邪症候群として、ウィルス名で呼ぶ事が多くなっているようです。


    例:Aソ連型やA香港型


    さて「インフルエンザ」に罹ってしまった場合の症状ですが

  • 急な高熱(38度~40度)
  • 悪寒・倦怠感
  • 関節痛、筋肉痛などの全身症状


  • 「風邪」の症状はおもに
  • 熱、喉の痛み
  • 鼻水等の症状が出ます


  • 症状に若干の違いはありますが、判断が難しい場合は、早めに病院で診察を受けましょう。



    さて最後に、このインフルエンザですが、日頃の対策 はなにかあるのでしょうか?

    有効な予防法などご紹介しましょう。

     普段のインフルエンザ予防法

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    健康

    常日頃から、インフルエンザを含めた病気に罹らないようにするために一番簡単な方法は、

    こまめな手洗いを繰り返すことです。


    一見綺麗に見えていても、手にはいろいろなウィルスが付着している可能性があります。


    特によくスマホやパソコンに触れる方は、端末やキーボードは細菌の温床ですので十分注意しましょう。



    そして細菌やウィルスが体内に入るのを防ぐ為に、マスクの着用とうがいをしましょう。


    喉が潤うという意味でも効果があります。健康


    また、乾燥している環境の場合、のどの粘膜の
    作用が低下し、ウィルスが体内に入りやすい
    可能性もありますので、適度に加湿しましょう。


    インフルエンザの予防接種も有効ですが
    必ずしもインフルエンザに罹らない
    という訳ではありません。


    予防接種を行った方も、さらに手洗い、マスク、うがいなどを合わせた予防を実践しましょう。


    お医者さんに教わった 手洗いとうがいのしかた

    インフルエンザで下痢の場合の食事の摂り方については下記のサイトをご参考になさってください。

    「関連サイト」インフルエンザで下痢のときの食事で改善が早く負担のない食品とは



     体験談的まとめとして

    管理人自身の経験なのですが


    病院でインフルエンザと診断されたものの、薬の処方はなく


    「自宅で安静にしなさい」


    と指示され薬も渡されずに自宅に帰ったことがあります。

    その後、3日間ぐらい高熱(38度ぐらい)が続きましたが4日目ぐらいから平熱になってくれました。


    ウイルスに対しての有効な薬はなく、自分の治癒力で回復を待つしか対策がないのですね。


    医学の頼りなさの一面をみた気がしました。


    熱がありますと、からだはだるく、不安もありますし自分との孤独な戦いになります。
    ですが、時間が過ぎれば必ず快復します。


    頑張ってください!!


    「関連サイト」インフルエンザで下痢のときの食事で改善が早く負担のない食品とは

    「関連サイト」赤ちゃんのインフルエンザ脳症とは?どうやって予防できるの??

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