
さっきまでやろうと決めていた事を、ふと忘れてしまう・・・
物忘れが激しくなったと思うことが多少なりご経験があるかと思います。
「ひょっとして若年性認知症?」と思う前に、物忘れの原因と予防法、そして本当に病気なのか、チェックする方法がありますので、ご紹介したいと思います。
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物忘れの原因は?
物忘れの種類は多種多様ですが、誰にでも起こりうる可能性のある「物忘れ」についての原因をみていきましょう。おもな物忘れの原因としては、「脳の老化」が挙げられます。脳の老化は20代から始まると言われており、筋力や体力が衰えていくのと同じように脳も衰えはじめます。
また、日常生活において不規則な生活や睡眠不足も原因のひとつとなっているようです。疲れがたまったり、睡眠不足により集中力が落ちた場合に物忘れの症状が出てきたりします。
それにストレスを受ける事により理解力や記憶力が低下しますので物忘れがひどくなってしまいます。
さらに症状がひどくなりますと、「一過性健忘症」の様に、ほんの数時間の記憶が一生欠落してしまう症状が出る場合もあります。
さて、原因は分かってきましたが物忘れにならないための対策方法はあるのでしょうか。
気になりますので少し調べてみました。

物忘れの対策方法は?
人間の記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」というものがあります。長期記憶は長い期間に渡り保持される記憶の事で、短期記憶は一時的に覚えている記憶の事を指します。
よくお年寄りの方が、昔の事は覚えていても、最近の事は覚えていないという症状が生じる事がありますが、これは短期記憶の容量が少なくなっていためです。
この短期記憶を鍛える事により、記憶力が増す可能性があるのです。
短期記憶は、個人により容量が決まっており、年齢とともに機能が低下しますが、トレーニングにより改善する事ができます。
それでは、短期記憶の機能が低下しないための、おもなトレーニング法をご紹介しましょう。
まずは、積極的に料理をする事です。

えっ料理?
と思われた方もいるのではないでしょうか。
料理をするときには、どの具材を使い
どういう手順で料理を進めていくかを
考えるますが、その行動が短期記憶を刺激するようです。
また、生活のなかで何か目標を設定し、目標を達成した際や、映画やドラマを観て感動する際に分泌されるドーパミンが、脳力アップにつながると言われています。
最近では手軽にできるスマホアプリでも、脳力アップのゲームがありますのでこちらを利用するのも手でしょう。
ところで、日常的に物忘れが多くてどうも不安だと思われる方は病気かどうかのチェックも必要でしょう。
その確認の仕方などもご紹介しておきます。
病気かどうかのチェック方法
病気かどうかをチェックするための、チェックシートがあります。[物忘れ(認知症)診断チェックシート]まずは、このようなインターネット上で「物忘れチェック」というサイトがいくつも存在しますので、試してみましてみてはいかがでしょうか。
① 同じ事を何度も言ったり聞いたりするようになった
② よく知っているはずの友人の名前を忘れている
③ 置き忘れやしまい忘れが多くなり、物を探している事が増えた
④ 会話の中に代名詞を使うことが多くなった
⑤ 財布や通帳などの保管場所を忘れ、「誰かが盗った」と言う事がある
⑥ 電気、水道、ガスの消し忘れが増えた
⑦ 約束の日にちや時間を間違える事が増えた
⑧ 料理に時間がかかったり、同じメニューしか作らなくなった
⑨ 付き合いが悪くなり、外出をおっくうがるようになった
⑩ 身だしなみをかまわなくなった
⑪ 話のつじつまを無理に合わせるようになった
⑫ 些細なことで怒ったり、気がふさぐようになった
点数が高いほど、認知症や病気の可能性が高くなります。
仮にチェックの結果点数が低かったとしても、若い方(40代以前)であまりにも物忘れが激しい場合には、早めに病院で診察してもらう方が良いと思われます。
認知症の他に、脳梗塞が原因で起こる物忘れや、妊娠中や産後の女性に一時的に起こる物忘れなどがもあるようです。
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まとめとして
物忘れは、脳からの異常を伝えるメッセージのひとつとなっています。脳は身体の機能を操作するとても重要な部分ですので、些細な症状でも気になるようなら、なるべく早く受診しましょう!