悩み


ここ最近、以前に比べて「うつ」という言葉を耳にすることが多くなりました。


「うつ状態」とか、その場の症状を表現するのに使ったりしますが、実際の「うつ病」は立派な病気で簡単に治るようなものではありません。


慢性的にうつ状態が続いてしまい、肉体的にも精神的にも悪影響を及ぼす病気です。


今回は、そんなうつ病とはどの様な病気で、また自分がうつ病なのかを確認する方法などについてご紹介いたします。


スポンサーリンク

 うつ病とは?

以前はうつ病という言葉をあまり耳にしたことが無かったと思いますが、最近は様々なストレスが原因となり、うつ状態である方が増えています。


ただ、この「うつ状態」と「うつ病」は異なるもので、うつ病は立派な病気なのです。


いろいろな不安や恐怖、ストレスやプレッシャーが原因となって、気分が落ち込むことがよくあります。


この様な気分の落ち込みが、たとえその原因が解決しても落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せずに強い憂鬱感が続く場合があります。


もしこの症状が続き、普段どおりの生活を送るのが難しくなった場合は、ほぼ間違いなくうつ病と言えるでしょう。

うつ病は、まだ原因など分からないことが非常に多い病気となっています。


うつ病になりやすい性質を持っている方(例えばとにかく真面目であり、几帳面であり、責任感が人一倍強いが気が弱いなど)が、ストレスや身体の病気、環境の変化などの要因と重なって発病すると言われています。


また、現代の人間関係の変化や環境の変化、あるいは昇進や出産、結婚などのお祝い事がきっかけでうつ病になることもあります。


マリッジブルーとかマタニティブルーとか最近では言ったりしますが、その延長線上には、うつ病が控えていると言って良いでしょう。



スポンサーリンク


 まずはテストなどでセルフチェックを

悩み現代人の8割程度の方が、軽いうつ状態だという分析結果も出ているようですが、「うつっぽい人」と実際に「うつ病になりやすい人」は全然違っています。

まずは、自分がうつ病になりやすいタイプなのかどうか、インターネット上に様々な種類のうつ病チェックのサイトがありますので、セルフチェックをしてみましょう。


自分でもある程度理解することができますが、実はうつ病だった、というケースも結構あります。


周りの人が自分に対して、以前と様子が違っていたり、感じることで気がつく場合も多くあります。


仕事上のミスが多くなったり、また家庭では食欲が無くなったり、興味を持つ対象が変わったりするなど、そのサインを受け止め気づきを与えてあげることも重要です。


うつ病の診断のもととなるチェックポイントでセルフチェック!

1) 気分の落ち込みが一日を通じてみられる
2) 今まで楽しめていたことが楽しめなくなる
3) 体重の短期間における著明な変動(1ヶ月以内で5%以上)
4) 睡眠パターンの変化(不眠または過眠)
5) 普段より行動の量が著明に変動
6) 自己への不信感または罪悪感を感じ、自分を責める
7) いつも疲れる
8) 考えがまとまらない、集中できない、決断できない
9) 死にたいと思う

以上の項目のうち5つ以上が、2週間以上続くときには、うつ病が疑われます。

 恐らくうつ病・・・その治療は?

スポンサーリンク



うつ病として特徴的な症状が複数認められると、うつ病と診断されます。


うつ病の治療としては、十分な休養心と身体を休ませること、また薬によって神経伝達物質の異常を改善することが挙げられます。


日本人は休むことに抵抗や罪悪を感じる方が多いと言われていますが、うつ病が病気であることを理解し、思い切って仕事や家事や学校を休み、治療に専念すべきです。

薬による治療方法ですが、抗うつ薬の服用がの中心となり、抑うつ気分を取り除いて気分を高め、意欲を出させ、不安や緊張、焦燥感を取り除く、といった効果を現します。


一般に服用を始めてから1週間から3週間の期間で効果が出はじめるそうです。


ただ、根治はなかなか難しく、中には再発の可能性もありますので、通常の生活に戻ってからも半年~1年ほど治療を続けると良いでしょう。
 

 まとめとして

現代病のひとつといえるうつ病についてご理解いただけましたでしょうか。


最近どうも様子がおかしいと思ったら、早めに医師に相談しましょう。また周りの方も異変に気付いたら、受診を薦めるべきです。


きちんと医師の診察を受け、適切な治療を受ければ、治すことが可能な病気なのですから。

スポンサーリンク