
これからの梅雨の季節に多いのが湿気ですよね。そしてその湿気が要因として発生するカビ。
雨の多い時期には毎年のように頭を悩ませてしまわれる方も多いのではないでしょうか?
実はこのカビが原因で病気になったりするって知っていましたか?
今回はカビが原因で起こる病気とその症状をご紹介致します。
合わせて、知ってるようで意外と分からないカビの基礎知識も理解していきましょう。
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カビから考えられる病気とその症状
ある種のカビは、一部ではありますが有毒な毒素である総称・マイコトキシンを生成しています。マイコトキシンには発癌物質が含まれており体内に入るととても危険なものです。
この発癌性物質で
①肝炎を引き起こしたり ②嘔吐 ③下痢 ④腹痛
の要因となったりもします。
また、トリコスポロンという毛芽胞菌と呼ばれているものがあります。
こちらは、子嚢菌門・小胞子嚢菌類・ピエドライア科に、分類されるカビの一種とされています。
最近、さまざまな研究の中でわかってきたことは、このトリコスポロンが原因で肺炎を起こすというものです。
たとえば、夏型過敏性肺炎である、通称「カビ肺炎」と呼ばれるこの病気は、夏風邪のような症状である
①発熱 ②咳 ③痰 ④頭痛
などを症状として引き起こします。
しかしながら、その症状は普通の風邪と同じようなものなのでお医者さんでもただの夏風邪と思ってしまう場合も有り得るようです。
場合によっては状態が悪化すると死にも至る場合もあるので夏に毎年風邪をひく人などは呼吸器科などで詳しく調べてみていただくことも必要かも知れませんね。
また、カビは白癬菌(水虫)などの皮膚病も起こしますのでよく注視しておかなければいけません。
そもそも、カビって?

さて、皆さん、カビってどういうものなんでしょうか?
カビは菌糸と呼ばれる糸のような状態の細胞のことで、胞子によってどんどん増えていきます。
特にカビの増殖が勢いを増す季節として代表的なのが、梅雨や台風の湿気の多い時期です。
また、カビの繁殖しやすい場所としてあげられるのが、
果物やお野菜などのナマモノをはじめとする食べ物であったり
衣類、それから多いのが浴槽の壁
なども湿気や水気が多いので発生しやすいと言われています。
皆さんも1度か2度、いえ、それ以上に何度も見かけたことがあるのではないでしょうか?
また、カビといえばカビの発生した場所、たとえば食べ物に発生すれば劣化させたり腐敗をさせたりすることでわたしたちを気持ち悪くさせてくれますよね。
それにあの特徴ある臭いに関しても悩まされてしまうものです。
場合によっては、食中毒やアレルギーの要因になったりすることもあります。
カビの発生場所ここは要チェック

先ほども記載していますが、カビは様々な場所で発生します。
食べ物や衣類、浴槽などの場所は代表的な場所になりますが、より細かく調べてみるともっと多くの場所がカビのターゲットになっているようです。
カビは 古くなった木や畳・カーペット などどちらかといえば古い住宅にみられていました。
でも最近では マンション などの込み入った箇所などにも繁殖場所を得ているようです。
また、説明しました夏型過敏性肺炎の 通称「カビ肺炎」については、エアコン が一番の原因となっているという研究結果もあるようですから恐ろしいですよね。
たしかにエアコンって綺麗なもののイメージが強いですが、実は掃除を怠ったりするとカビなど繁殖しているようなイメージもありますよね。
エアコンにひっついたカビの菌がエアコンの風によって自分たちに飛んでいると考えたら恐ろしいとは思いませんか??
ましてや、それが原因で肺炎になることも有り得るわけで、なおかつ重篤化したら死に至ることまであり得る・・・
それを聞くとなんとなくお掃除しようかなって思うようになるかも知れません。
カビの体験的まとめ
スポンサーリンク実はわたしも以前にこのカビが原因と思われるような、身体の状態が著しく悪くなったことがあります。
うちの家は裏山が近いところに面しており湿気がとても多い場所になるのです。
そのような環境でカビも多く、自室ですらすぐカビが発生しやすかった記憶があります。
その当時は特に何も思いませんでしたが、吐き気や咳を毎日のようにしてしまい、相当苦しかったことを記憶しています。
その後、部屋を一度綺麗にして、エアコンも掃除して、なおかつ除湿機もつけたのですが、それ以降は身体の調子が戻っていきました。
今思えば、やっぱりカビだったのかな?と思ってしまいます。
カビ、意外と侮れませんよ。