
皆さんはジオパークっていう言葉を聞いたことはありますか?
意外とメジャーではいようなジオパークではありますが、実は日本にも7カ所も認定されている場所があるってご存知でしたでしょうか?
今回はそのジオパークについてご紹介してまいります。
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そもそもジオパークってなんだろう?
上記でお話しをさせていただいたとおり、日本には2014年の時点で7カ所の世界ジオパークネットワークに加盟認定された場所があります。また、今後、ジオパーク認定にされる可能性のある場所もまた多数点在しております。
では、そのジオパークとはいったいどのようなものなのでしょうか・・・。
ジオパークのジオとは「地球」のことを意味します。
地球の様々な遺産・・・そうですね、たとえば、
過去の地層であったり地形であったり、火山もそうですね。
他にも地球の遺産といえるものはありますが、ジオパークというのは要するに地球=ジオのさまざまな遺産を、わたしたち人間がじっくりと身近なものとして考えられる場所・・・
そういった場所の認定されたエリアのことをジオパークといいます。
世界ジオパークネットワークに加盟認定された場所とは?
<2014年9月現在>
①洞爺湖有珠山
②糸魚川
③山陰海岸
④島原半島
⑤室戸
⑥隠岐
⑦阿蘇
<2014年9月現在>
①洞爺湖有珠山
②糸魚川
③山陰海岸
④島原半島
⑤室戸
⑥隠岐
⑦阿蘇
ジオパークになるために必要なこととは?

ジオパークと名のることって、当たり前の話なのかも知れませんが、そんなに簡単にはジオパークと名のれるわけではありません。
まず、かなり簡単に抜粋して説明をさせていただくと、
ジオパークという名前を名のりたいんですっていうことを申請して許可をもらわなければなりません。
どこに?
それは、まず日本であれば、日本ジオパーク委員会へ、そして、世界であれば世界ジオパークネットワークへ申請しなければなりません。
どちらにも必要な審査として、書類審査と現地審査があります。
まあ、当たりまえといわれれば当たりまえですよね。オリンピックの開催候補地でも同様なことをしますよね。
簡単に説明するとこのような形ではあるのですが、実際はもっともっと複雑なものであることは間違いありません。
たとえば、日本ジオパーク委員会にてジオパークの資格があるのかないのかをまずは審査されます。
それに合格して今度は、世界ネットワークにジオパークの正式な認定を認められるかどうか審査を受けるわけです。
みごと、審査の結果合格しました!!
で、万々歳なのであれば良いのですが、そのようなわけにもいきません。実は4年に1度再審査というものがあります。
審査で、日本にも世界にも、いづれも失格してしまった場合は認定取り消しとなります。
シビアといえばシビアなのですが、それぐらいジオパークを大事にしているということなのでしょうね。
ジオパークに選ばれた際のメリットは何があるのでしょう?
スポンサーリンクところで、ジオパークに選ばれるといったいどのようなメリットがあるのでしょう?
上記にも記載しましたが、ジオパークとは地球の遺産といえるもの、それを上手に活用した場所、たとえば公園などのことを言います。
こういった自然の遺産を活用した場所を教育や個人的な学習、環境観察などに繋げていくことで経済発展にも繋がる。
「WINWIN」の関係になっていく、そういったメリットがジオパークにはあるでしょう。
もちろん、ジオパークに認定されることにより、いままで以上に地球の遺産としての価値は増し、そこに住む人々の環境への配慮・意識の向上にも繋がるのではないでしょうか。
まとめとして
ジオパークというもの自体を世に広げていこうと考えた方々の知恵や思いはすごいと感じませんか?この考えや思いがなかったら、自然破壊や環境汚染などによりもっともっと早く地球の大事な遺産の価値が落ちていくことになっていたかも知れません。
もちろん今も昔も変わらないものもあるとは思いますが・・・。
ジオパークなどを参考にして、わたしたちがもっと地球のことを考えなければならない世のなかになってきたのかも知れませんね。