最近多い料理系のテレビ番組を見ているとタレントさんが箸を持っているのを見てその持ち方に違和感を抱く事もあるかと思います。
みなさん個性のある持ち方をしている様にも感じますが・・・
それでは、そもそもどの様な持ち方が正しいと言われているのでしょうか。
今回は正しい箸の持ち方についてご紹介いたします。
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正しい箸の持ち方の定義ってなんなの
<お箸の持ち方の詳細動画>正しい箸の持ち方は、身近にいる子供の模範にもなりますし、初めて会う方との会食などの際にも正しく持てる・持てないで印象が大分変わってしまいます。
まず、箸の持ち方として基本となるのが、食べ物を摘み、口に運ぶまでの所作が美しいという事になります。
そして、摘んだり開いたりする動作に安定性があるという事です。安定性がある事により滑りやすい・小さくて摘みにくい食物も、きちんと摘む事ができますね。
逆に、食べ物に刺したり、フォークの様にすくう様に食べる事は、美しさ・機能的という意味でも劣っている様に見えます。
それでは具体的にどのように持てばいいのか (言葉では少々分かりづらいので是非、先ほどの動画をご覧下さい)
正しい持ち方として、
① まずは箸の片方(固定箸)を親指の根元に挟みます。
② 次に薬指を軽く曲げて、第一関節の上に固定箸を乗せ、親指と薬指で支えます。
③ そして、動かす方の箸(作用箸)は親指の腹で挟み、中指の第一関節で支えます。
そして、お箸の使い方としては、作用箸を固定箸と離して持ち、作用箸を人差し指・中指を動かす事により上下に動かします。
下の固定箸は、動かす事無くしっかりと固定しておきましょう。
箸は習慣で誤った持ち方をしたりしますが、どんな持ち方がいけないのでしょうか。
また、自分に合った箸の長さなどご紹介しておきましょう。
さまざまな箸の持ち方や自分に合った箸の長さは?
誤った箸の持ち方としては、握り箸、ペン箸、人差し箸、交差箸等があり、いずれも機能的にはかなり劣る持ち方で、見た目も美しくありません。
とにかく箸に求められるのは、「持ちやすさ」「料理のつまみやすさ」です。
短かすぎても長すぎても上手に摘めません。
箸やお碗には、男サイズ・女サイズという寸法があり、江戸時代の男女の身長と手の平均サイズが元になっています。
でも、今は体つきも変わってきています。
目安としては、親指と人差し指を直角に広げて、その両端を結んだ長さの1.5倍の長さがちょうどよいと言われており、また足のサイズや身長の15%という測り方もあるようです。
さて、間違った箸の持ち方を覚えてしまった場合ですが、矯正もしなければいけないと思いますが、その必要性について考えてみましょう。
箸の持ち方の矯正は可能なのか、また必要性はあるのか
矯正をする・しないも本人次第と言えるでしょう。いくら間違った箸の持ち方であろうとも当の本人が不自由なければ、矯正する必要性はないようにも思われます。
また、女性と交際し始めたり、子供が誕生した等々、自分を良く見せたり、模範となるべきシチュエーション、モチベーションがないと、矯正は難しいかも知れませんね。
ただ、初めにもご紹介しましたように、所作が美しいという事とはどういうものかそのポイントはしっかりと覚えておいた方がよいでしょう。
まとめとして
「箸の持ち方でお里が知れる」など言われた時代
もありましたが、それは今の時代も変わっていま
せんね。
第一印象を良く見せる為にも、また子供の前で
恥をかかない・子供に恥をかかせない為にも
早めに正しい箸の持ち方を実践していきましょう。