郵便窓口とゆうゆう窓口、似た名前と似た業務ですがいったい何が違うのでしょう。
利用する人にとってどんな違いがあって、どちらがいいのでしょうか。
業務内容の違いを比べて自分に合った窓口の使い方をご紹介いたします。
窓口でできることの中には貯金や保険に関わるものがあります。
でも、各郵便局によって取り扱ってないものもあります。
なので、今回は郵便に関係したものをまとめさせてもらいました。
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それぞれの窓口の営業時間や業務内容の違いとは?
それぞれの窓口の営業時間と業務内容を詳しく見ていきましょう。< 営業時間 >
★ 郵便窓口
平日9時~19時
※ 土曜日9時~16時、日曜日9時~12時30分または休み
※ 地域によって異なる
☆ ゆうゆう窓口
平日、土曜日、日曜日いずれも0時~24時
※ 設置していない店舗もある
※ 地域によって営業時間が短縮されている場合有り
< 業務内容 >
★ 郵便窓口
通常郵便物・速達郵便物差出し、書留郵便物差出し
切手・収入印紙等の販売
レタックス、ゆうパック、レターパック
国際郵便物
☆ ゆうゆう窓口
通常郵便物・速達郵便物差出し、書留郵便物差出し
切手・収入印紙等の販売
レタックス、ゆうパック、国際郵便物
保管郵便物・不在留置郵便物・本人限定受取郵便物受け取り
私書箱の設置
支店への申請と届け出の受付
(年賀はがきや切手の交換は原則やっていません)
似ているけど対応可能な業務はそれぞれ違っている!
それぞれの窓口はもともと会社が違いますが、現在は合併して日本郵便株式会社となっています。
ですが利用者にとっては大きな問題ではありません。
改めて利用できる時間から見ますと、
営業時間は郵便窓口はゆうゆう窓口に比べ格段に短くなっています。
なので、
「仕事で昼間は忙しい!」
という方はゆうゆう窓口になってしまいますね。
さて、重要なのは、
「何ができて何ができないのか?」
だと思われます。
改めて業務内容はどう違うのだろう?
ここで視点を変えまして、
共通の業務を外し、それぞれの窓口で対応可能な業務を調べてみました。
・郵便窓口でのみできること
レターパック、書き損じハガキの交換、切手の交換、収入印紙の交換、郵便局でしか売っていないポスタルグッツの購入
・ゆうゆう窓口でのみできること
保管郵便物の受け取り、不在留置郵便物の受け取り、支店への申請と届け出の受付
場所によっては業務が違ってるかも知れませんが、
以上ご参考になさってください。
過去から現在の窓口の成り立ち豆知識
スポンサーリンクここで、郵便局の過去を少し思い出しながら話をすすめていきましょう。
郵便窓口とは
旧郵便局会社の郵便や荷物を扱う窓口専任部門のこと。
ゆうゆう窓口とは
旧郵便事業会社の集配・輸送部門が受け持つ窓口のこと。
また、ゆうゆう窓口はもともと集配郵便局(各地域の支店)の時間外窓口として設けられていました。
その当時の名称も、「時間外窓口」といっていました。
その後、イメージアップのため
・郵便の「郵」
・余裕の「裕」
・あなたの「you」
などをかけた「ゆうゆう窓口」に改称されています。
元々郵便窓口とゆうゆう窓口(旧時間外窓口)は同じ国営会社でした。
それが民営化に伴い分社化され
◯ 郵便局会社(店舗などでの業務)
◯ 郵便事業会社(配送などの業務)
に分かれたため、郵便局会社では不在郵便物の受け取りや各種手続きは行えないとされました。
そして、現在は両社合併しましたが窓口はいまだに区別されています。
ただし一部試験的にゆうゆう窓口が取り扱う郵便物受け取りを、郵便窓口でも行っているところもあります。
まとめとして
それぞれの窓口の違いをご紹介しましたが、郵便物を送るなど頻度の高いものについてはどちらの窓口でもできます。また、委託の郵便局の場合、郵便窓口と表示されていても取り扱い内容がほとんどゆうゆう窓口と変わりないところもあります。
そのため郵便窓口なのに切手の交換ができないなどが起こりえます。
なので最寄りの郵便局でどんな窓口業務ができるのかを確認する必要があります。
また、ゆうゆう窓口は設置数が少ないので、こちらも最寄りの郵便局にあるかどうかも含めて利用する際は必ず確認されることをおすすめします。