何年振りかの同窓会。
昔の友達に会うのはとても楽しみなもの。
でも、そのためにはいろいろな準備もしなければなりません。
その一つとして、案内状を作成し送付することがあります。
その案内状を出して、お返事をもらうために往復はがきを使うのが一般的です。
ただその往復はがきの出し方は、普通のはがきとは勝手が違います。
この記事では往復はがきの書き方や返信はがきの出し方について説明させていただきます。
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往復はがきの形態ってどんなもの?
往復はがきは往信用はがきと返信用はがきが一緒になった郵便はがきのことです。最初に出す人は ⇒往信はがきのあて名面を表にして二つに折って郵送します。
受け取った人は ⇒返信はがきの方を切り取って出せばよいわけです。
↓ ↓ 中央に「この折り目を内側にして折って差し出してくださ」と書いてあります。
往復はがきの書き方はどうすればいいの?
往復はがきの書き方を説明しますと、往信はがきのあて名面に相手の氏名や住所を、普通のはがきと同じように書きます。
返信はがきの方は自分のところに戻ってくるものですので、あて名面には自分の氏名や住所を書くわけですね。
その際、自分の名前の下には「行」や「宛」と書き添えるようにしてください。
「行」や「宛」の代わりに「様」と書かないように気を付けましょう。
投函する際は往信はがきのあて名面と返信はがきの文面がそれぞれ外側になるように折ります。
折るのを忘れると往復はがきとして見なしてもらえないこともありますので気を付けてください。
同窓会の往復はがきの文面の例
ここで実際に同窓会への案内状をどのように書けばいいのか、例文をあげてみましょう。実際に書くのは往信はがきの裏面になります。
同窓会のご案内
拝啓、○○の候皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、私たち○○市立○○中学校第〇期卒業生の同窓会を開催するはこびとなりました。
つきましては多数の方々のご出席をお願いいたしたくご案内申し上げます。敬具
記
日時 平成◯◯年◯◯月◯◯日(土) 受付 ◯◯時◯◯分
場所
(会場の)電話
会費 ◯◯◯◯円 (当日受付で頂きます)
尚、準備の都合上、お手数ですが◯◯月◯◯日までに返信用はがきにて出欠をお知らせください。
幹事 ◯◯◯◯
お問い合わせ連絡先:
拝啓、○○の候皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、私たち○○市立○○中学校第〇期卒業生の同窓会を開催するはこびとなりました。
つきましては多数の方々のご出席をお願いいたしたくご案内申し上げます。敬具
記
日時 平成◯◯年◯◯月◯◯日(土) 受付 ◯◯時◯◯分
場所
(会場の)電話
会費 ◯◯◯◯円 (当日受付で頂きます)
尚、準備の都合上、お手数ですが◯◯月◯◯日までに返信用はがきにて出欠をお知らせください。
幹事 ◯◯◯◯
お問い合わせ連絡先:
続いて返信はがきの裏面に移ります。
○○市立○○中学校第〇期同窓会に
御出席
御欠席
いずれかに丸印を付けて、お名前、ご住所をご記入の上ご返信ください。
御名前
御住所
電話番号
近況の一言
御出席
御欠席
いずれかに丸印を付けて、お名前、ご住所をご記入の上ご返信ください。
御名前
御住所
電話番号
近況の一言
返信はがきの表面には、
返信先の住所や氏名を書き、「行」や「宛」を書きます。
往復はがきを受け取って返信する場合のマナー
スポンサーリンク返信はがきのあて名面には、送ってきた側が予め、返信先の氏名や住所を書いてくれています。
その際、返信先の敬称を避けて名前の下に「行」や「宛」と書いています。
ですから返信する側は「行」や「宛」の部分を斜線で消して、その隣や下に「様」と書いてください。
もし個人名ではなく会社の名前や部署名が書かれている場合は「様」ではなく「御中」と書きましょう。
また、返信はがきの文面の方にも、返信する側の名前や住所を書いてくれていることが多いです。
その際には返信する人への気遣いとして「ご住所」とか「御芳名」や、「お名前」などの敬称を入れて書いてくれます。
ですから返信する際は「御」や「御芳」や「お」などを消しましょう。
その際、一文字を消す場合は二重斜線で、二文字以上を消す場合は二重縦線で消してください。
出欠に対する返答にも「御出席」や「御欠席」と記されています。
もし出席するなら「御出席」の「御」を斜線で消し「出席」の文字を丸で囲みます。
「御欠席」の文字は二重線で消しましょう。
さらにまるで囲んだ出席の下に、
「致します。」
や
「させていただきます。」
と書き添えるなら相手への敬意を表すことができます。
逆に欠席する場合は、出席のときとは反対にしてください。
但し、欠席の場合は丸で囲んだ「欠席」の文字のそばに、一言欠席の理由を書くのが礼儀です。
例えば、
「所用のため残念ですが欠席させていただきます。」などです。
返信はがきを投函する際の注意ですが、
往信はがきをそのまま送り返さないよう、切り離して投函しましょう。
そして、できるだけ早く返信を出すのも礼儀です。
期日が設けられている場合は、その期日に間に合うよう余裕を持って投函しましょう。
まとめとして
往復はがきを貰うことは結構あるかと思いますが、出すことはなかなかないのではないでしょうか。また、受け取った場合でも、
何をどう書いたらよいのか分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
例えば、どこに斜線や二重線を入れて消したらいいのか?
あるいは消し忘れてそのまま出したりなどしてしまいがちです。
この記事を通して往復はがきを出す場合や返信する際に、ご参考になれば幸いです。