すでにほとんどの人が手にしたことのあるスマートフォン(スマホ)。
バスや電車に乗っていると、多くの方がスマホを操作している姿が垣間見えますよね。
中には自動車に乗りながらスマホを操作している方もいますが、これは明らかに交通違反です。
また、自転車に乗りながらスマホを操作している方もいます。
これも立派な交通違反になります。
自転車でスマホを使ってはならないという明確な規制はありませんが、「ながらスマホ」は明らかな交通違反です。
自転車に乗る前に、交通ルールをいま一度把握しておきましょう。
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ながらスマホは絶対にNO!
最近、よく片手でスマホをさわりながら自転車に乗っている方(圧倒的に若年層が多い)をよく見かけますが、これは明らかな交通違反です。まず「片手運転の禁止」が挙げられ、
違反すると3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。
また運転中のスマホ操作禁止は自動車だけでなく自転車も対象となり、こちらも
違反すると3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。
ですから、スマホの操作をしながら自転車に乗るという事は、
片手運転の禁止と
携帯電話使用禁止の
両方の罰則を受ける事になるのです。
各自治体も自転車に関する罰則を強化しつつあるようで、愛知県では自転車運転中の携帯使用は条例違反として5万円以下の罰金を科しています。
この様な動きが全国に拡がろうとしています。
参考までに、傘をさしながらや、重い荷物を持ちながら等々、いずれの場合も違反となりますのでご注意を!
スマホを自転車で使いたいときには・・・
自転車スマートフォンホルダーの紹介動画!!スマホをナビ代わりに使いたい等々、どうしてもスマホを自転車運転中に使用したいという方もいらっしゃるかと思います。
その様な方にはスマホホルダーをお薦めします。
自転車のハンドル部分に取り付けるタイプの製品は数多く販売されてます。
現時点では規制等もありませんので、自動車のナビと同様に使用することができます。
但し、自動車同様に走行中の操作は避けるということと、スマホの他の機能を同時に使用すると、また違った交通違反となってしまいますので(=イヤホンを使って音楽を聴く等)注意しましょう。
増えつつある自転車事故
近年、ご承知のように自転車の利用率が増えて、よくテレビのニュースでも自転車の事故が大きく取り上げられることもあります。
最近の交通事故数の傾向としては、自動車事故と同様、自転車事故も年々減少傾向にはあります。
ただ、自転車に乗る方の交通安全に対する意識が希薄なせいなのか、
「自転車と歩行者との間での事故」
に関しては、年々増加の一途を辿っています。
中にはスマホによる脇見運転で歩行者と接触してしまい、多額の賠償責任を負うというケースもあります。
また歩きスマホと自転車ながらスマホとの衝突という、現代を象徴する様な事故も多く発生しています。
また損保各社が自転車向けの傷害保険を相次いで発表しているという事実が、自転車と歩行者の間で起こる事故の重大さを物語っています。
あまり速度の出ていない自転車であっても、歩行者と衝突した時の衝撃は非常に強いのです。
幼児や高齢者は転倒した際に頭部を強打し生命の危険に遭うということも充分にありうるのです。
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まとめとして
自転車と歩行者。歩行者にしてみれば最も身近な乗り物が凶器と化そうとしています。ちょっとした不注意や、ちょっとした誘惑に負けてしまうことで、人生が大きく変わってしまうこともあります。
自転車も立派な「軽車両」であるという事を忘れずに、自動車を運転しているのと同じような気持ちで利用しましょう。