保健7



いざお医者さんにお世話になる際には保険証が必須で、保険証無しですと膨大な医療費が掛かってしまいます。


この保険証ですが、退職などにより資格を喪失した場合は、即座に返却しなければなりません。


でも返却する時間が無い・・・


という場合、郵送での返却が可能です。

今回は、その郵送の方法について説明させていただきます。


また何に注意をしなければならないのかご紹介させていただきます。



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 失効した保険証の郵送の方法は?

病院

保険証の返却は郵送で可能です。


では、失効した保険証の返却場所ですが、

まず

国民健康保険の場合は、役所への返却が必要となります。


社会保険の場合は、所属していた会社に返却する形となります。



ただし、サラリーマンの方で、保険証の返却場所で注意しないといけないのは、

以前所属していた会社を退職して「健康保険任意継続」を選択された方は、「全国健康保険協会(通称・協会けんぽ)」に返却をしてください。


さて返却は郵送で可能なのですが、失効したとはいえ健康保険証には個人情報も記載されていてとても重要なものです。


なので、極力書留で送付するのが良いでしょう。


郵便事故は滅多に起こりませんが、万が一のことを考えますと、簡易書留の出費は安いものだと思いますよ。



ちなみに、所属していた会社が手続きをする部分ですが、

従業員が退職てから5日以内に、『資格喪失届』に健康保険証を添付をして日本年金機構に提出するようになっています。


次では、おまけ情報としてサラリーマンの方の退職後の健康保険の選び方を簡単にご紹介させていただきます。


 退職後の保険制度への加入方法には3つの選択がある

退職後に健康保険制度ヘ加入する場合ですが、


①「健康保険任意継続」
②「国民健康保険」
③「ご家族の健康保険に被扶養者として加入」

の3つから選ぶ方法があります。


「健康保険任意継続」については
直近まで在籍していた会社の健康保険と同様の保険給付が受けられる2年間限定の制度です。
この任意継続の手続きは退職日から20日以内に行う必要があります。


手続きの際には、「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」と、扶養家族のいる場合は「健康保険被扶養者届」が必要となります。


「国民健康保険」は
他の健康保険制度のいずれにも属さない方が加入する保険となっています。


こちらは他の健康保険制度に属さない限りは、何度でも加入・脱退が可能ですので、他の健康保険料と比較され選択されるのも良いでしょう。


「ご家族の健康保険に被扶養者として加入」するには
国民健康保険には扶養というものが存在しません。
なので、加入する家族の人数によって保険料が大きく変わってきます。


いっぽう任意継続では条件さえ満たせば扶養家族として保険証を追加することができ、追加の保険料が掛からないようになっています。


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 保険証の失効(資格喪失)について★重要★

ここでは、保険証の失効(資格喪失)とはなにか、重要なので説明させていただきます。

会社を退職したり、社会人になり扶養から外れるなどにって、資格のなくなった保険証は使用できなくなり、返却が必要になります。

厳密に言いますと

任意継続資格喪失日以後

被扶養者でなくなった日以後


は保険証の使用ができなくなります。


もし無効になった保険証を使用して医療機関を受診した場合は、保険証の不正使用となり、健康保険側が負担した医療費を返還する必要があります。


この返還手続きですが、

  • 「脱退した健保から世帯主に医療費の返還請求」
  • 「世帯主から健保への返還請求分支払」
  • 「世帯主が受診分の診療報酬明細書(レセプト)受取」
  • 「世帯主から新たに加入した健保への医療費請求」
  • 「新たに加入した健保からの医療費返還」

  • という非常に煩雑な手続きをしなければならないため、絶対に使わないでください。


    また、健康保険料の料率にも大きな影響を与える可能性があります。


    通常では月末に退職するケースが多いかと思いますが、仮に月の途中で退職する場合でも、退職日の翌日以降は保険証の使用ができませんので、注意が必要となります。



    ここで、任意継続健康保険でご加入の方もおられると思いますので、その場合の資格喪失の要件や、それに対する資格喪失日を表にしてみました。

    任意継続被保険者の資格喪失となる要件など資格喪失日
    加入から2年経過したとき期間満了日、資格喪失予定日
    新しく会社に就職し、新しい健康保険に加入したとき資格取得日
    納付期限内に保険料を納められなかった場合納付期限の翌日
    お亡くなりになられたとき死亡日の翌日
    75歳のお誕生日後期高齢者医療制度へ加入


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     まとめとして

    人生の節目にはいろいろな手続きが伴いますが、なかでも今回の健康保険の変更手続きも忘れないようにしましょう。


    ご紹介しましたように、もし無効の保険証を使用したりしますと大変な労力が掛かってしまいます。


    ご案内のように、保険証の返却は郵送で可能ですので、忘れず手続きを!!

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