現在、数多くの世帯でインターネット接続が可能な時代となっています。
最近のマンションなんかは標準で付いているところがほとんどですよね。
今回、モデムとルーターの違いのお話しとなりますが20年近くインターネット環境をお使いの方でしたら、モデムは聞き慣れた存在でしょう。
つい数年前までは、そのモデムと公衆回線とを使用して、プロバイダーが提供するアクセスポイントに接続してインターネットを利用していました。
この方法だと、私にも経験がありますが素人にはやや手の届かない存在となっていました。
でも今では、技術の向上により誰でも簡単にインターネットに接続できてしまいます。
最近、あまり名前を聞かなくなった「モデム」と、その代わりによく耳にするになった「ルーター」と呼ばれるものと、この二つは何がどう違うのでしょうか?
両者の違いなどを簡単にみていくことにしましょう。
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モデムとは?
モデムは、先程も少し触れましたがパソコンでインターネット等の通信を利用する際に接続するための装置です。
その種類ですが、
一般公衆回線を使用する9600bps~56kbpsのモデムもあれば、ADSLを使用するためのADSLモデムなど、種類はたくさんあるようです。
いずれにしましても、パソコン1台につきモデムが1台必要になります。
最近では各家庭でも光回線が普及し、また世帯内の端末台数も増加していることから、のちほど説明します複数台接続できるルーターが主流となりつつあるようです。
でも企業では銀行との接続や、特殊なデータを転送する際にモデムを使用しているケースがまだまだ数多くあります。
bpsという単位とは
『Bits Per Second』の略となります。
つまり1秒で何ビットのデータを転送できるのかという意味になります。
もし1bpsだと、1秒間に1ビットのデータを転送できるということになります。
1000bps ⇒ 1kbps(キロbps)
ルーターとは?
ルーターも、モデムと同じようにパソコンでインターネット等の通信を利用する際に接続するための装置です。
モデムとの大きな違いは、モデムがパソコン1台のみの接続に対し、ルーターを使えば複数台の端末を使用することができます。
要は、ルーターがパソコンなどの各端末の交通整理(ルーティング)をしてくれているのです。
最近では、モデムとルーターが一体型となっている製品も数多く見られ、モデムとルーターの区別が付きにくくなっているようです。
つぎに、モデムやルーターを実際に使用するときの注意点などをみていきましょう。
モデムやルーターを設置する際の注意点は?
スポンサーリンク最近では簡単な接続方法が確立していますので、モデム(ルーター)をコンセントとLANケーブルに接続し、あとはボタンひとつで接続できてしまうような製品もあります。
ですから、インターネットへの接続は非常にシンプルかつ簡単な時代になっています。
とは言っても、地域により光ファイバー通信の環境が整っていない場合もあります。
また、NTT基地局から離れている場合にはADSLも利用できない地域もあったりします。
まだまだこれからも一般公衆回線向けモデムの存在価値は続くものと思われます。
なので、基本的な注意点ですがご自身のお住まいの地域がどのような通信環境なのかを確認しておくことが重要となります。
尚、接続の際には一部特殊な接続環境の場合、契約先プロバイダーから提供される通信機器でないと接続ができない場合がありますので、注意が必要となります。
ADSLと光回線を比較してみよう
ADSLはインターネットの接続に電話回線を使用しています。
送信するときの「伝送損失」という現象によって、インターネットの利用場所がNTT基地局から遠ければ遠いほど通信速度が遅くなっていきます。
また、通話によるノイズや近くに家電製品がありますとノイズの影響を受けやすく、さらに時間帯や状況によっては速度が大きく変化することもあります。
光回線は
光ファイバー専用回線を使用しているために、距離や外的要因による影響を受けることなく安定した速度を確保できます。
また、ノイズなどによる信号の減衰が少ないために、上り下りに関係なく高速の通信速度を維持し続けることができます。
下りと上りの意味とは
下りは ⇒ ホームページを見るときなど、インターネットの情報をパソコンで見るときの速度。
上りは ⇒ メールを送信するときなど、パソコンからインターネットへデータを送るときの速度。
ADSLの場合、光ケーブルと比べて一度にやりとりできるデータの量が少ないため、インターネットでの利用が多い下りを優先している。
下りは ⇒ ホームページを見るときなど、インターネットの情報をパソコンで見るときの速度。
上りは ⇒ メールを送信するときなど、パソコンからインターネットへデータを送るときの速度。
ADSLの場合、光ケーブルと比べて一度にやりとりできるデータの量が少ないため、インターネットでの利用が多い下りを優先している。