街角を歩いていて、ふと道路を見ながら歩いていると、マンホールがあちこちにあることに気が付いたりします。
よく見ると、結構、いっぱいありますね。
そして、ふと思ったのですが、そのマンホールの蓋はなぜ丸いのでしょうか?
今回は、そのな素朴な疑問にお答えしたいと思っています。
意外な正解に、結構気づかないことではないでしょうか。
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マンホールの蓋はなぜ丸いのか?
マンホールの蓋には円形と角形がありますが、円形が多く採用されているようです。その理由はどうしてなのか・・・
マンホールの蓋が落ちてしまったらとても危険なので、蓋の落下を回避するためにマンホールの蓋を丸くしてあるのです。
なぜなら、
もともと蓋は上から被さる状態の構造になってます。
ですから、角形のマンホールの蓋の場合ですと、対角線上に蓋を持って行きますと蓋の一辺の長さは、マンホール内径の対角線より必ず短くなるため、落下する可能性があるのです。
Aの辺の長さは、B(対角線)より短い
丸形の場合はマンホールの内径よりも蓋の外形が必ず大きいため、どの位置に持っていっても中に入ることはあり得ないのです。
例えて言いますと、ビンなどの蓋を思い浮かべてください。
ビンから外した蓋は、ビンの中に入れようと思っても入れることはできないのです。
その他、丸形の蓋を多く採用する理由として、丸形は人の出入りもしやすいので、現在、多く使用されています。
その他の理由もあるある!
その他にも、
1)マンホールの丸い形状は、その周囲を囲む地面の圧力に対して最も効率的な形状であるから。
2)円筒状の穴は掘るのが容易だから。
3)丸形の鋳造は、機械切断するのに水平の型押しロール機を使用できるので作業が簡単になる。
4)丸形の蓋ですと、丸いマンホール穴に対して、上手くはまるように気を使って回転させるなどの必要が無いから。
5)人間の体型にもよるが、断面はやや丸い形をしているから。
6)移動するときは、丸いマンホールの蓋の方が容易に転がして運搬ができるから。
7)角形だと、もし蓋が外れた場合に鋭い角の部分の上を自動車が通過すれば、タイヤがパンクする恐れがあるが丸い形には角が無いから安心度がある。
8)文化的理由。
などの理由があります。
改めてマンホールは何のためにあるの?
では、マンホールは何のためにあるのかと言うと、マンホールは、地下の
・下水道・汚水・雨水
・埋設された電気・通信ケーブル
などの管理(点検・修理・清掃・排気など)をするために、作業員が地上から出入りできるように道路や歩道などに開けられています。
まあ、要するに、作業用の出入り口ということですね。
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まとめとして
改めまして、いまご説明しましたように一般的にマンホールの蓋がなぜ丸いのか?その一番の理由は、「四角いと蓋が穴に落ちてしまうから」が正解です。
これは、マイクロソフト社の入社問題にもなっていて、「ビル・ゲイツの試験問題」と言われているようです。
ご存知でしたでしょうか?
普段、何気なく上を歩いているマンホールの蓋ですが、いろんな知恵の上を歩いているんですね。