エアコン



毎年、夏や冬などはエアコンの故障や不具合などで悩まされる家庭も増えます。

エアコンは他の家電製品同様、平均寿命などがありますから、故障が発生した場合は買い替えを検討することになります。

では具体的に、エアコンの買い替えは何年を超えたら検討するべきなのか?

今回は、

「エアコンは何年で買い替えるべき?」

という疑問をお持ちの方に向けて、エアコンの平均寿命や買い替えに関するお役立ち情報を解説します。

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【疑問】各世帯はエアコンを何年で買い替えている?

エアコンは一般的に10年を過ぎると、買い替えの時期といわれています。

総務省統計局が過去に行った調査によると、複数世帯のエアコンの平均使用年数は13.5年ということがわかっています。

また、約70%の世帯が買い替えの理由を「故障」としていることも判明しました。

ちなみに独身の方など、単身世帯のエアコンの平均使用年数は13.6年となっており、66.3%が故障による買い替えとなっています。

【参考】e-Stat 政府統計の総合窓口「消費動向調査 【統計表1】主要耐久消費財の買替え状況」


この統計から判断できるのはエアコンは10年を超えると故障のリスクも高まり、それに比例して買い替えを検討する家庭も増加するということです。

 なぜエアコンは10年を過ぎると買い替える家庭が増えるのか?

エアコンにかける費用を節約するなら買い替えではなく修理という選択肢もあります。

ではなぜ多くの家庭は修理ではなく買い替えを選択するのか?

これは各メーカーの補修用性能部品の最低保有期間が関係しています。

補修用性能部品とは、エアコンを修理するときに必要な部品のことです。

この補修用性能部品は各メーカーによって保有できる最低期間が定められているため、この期間を過ぎたエアコンは修理対応が不可になります。

参考までに各メーカーの補修用性能部品の最低保有期間は以下のようになっています。

メーカー補修用性能部品の最低保有期間
パナソニック10年
三菱10年
シャープ9年
日立10年
富士通10年
ご覧のように各メーカーとも性能部品の最低保有期間は9年~10年です。

よってこの期間を過ぎたエアコンは故障が発生しても補修用の部品がないため、修理を行うことはできません。

そのため、10年以上使用したエアコンが故障した場合は、買い替えしか選択肢がなくなるということです。

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 エアコンの「修理」「買い替え」で迷ったときは

エアコンは修理と買い替えで迷う家庭も少なくありません。

このようなときは前述の補修用部品の最低保有期間や保証期間などで判断するとよいでしょう。

具体的にはエアコンの保証期間内であれば修理費用が無料、もしくは大幅割引が可能ですので使用年数が極端に短いエアコンの場合は修理がおすすめ。

また補修用部品の最低保有期間が過ぎていない機種についても修理が可能ですので、修理と買い替え費用を比較して判断するとよいでしょう。

ちなみにエアコンの保証期間は本体1年で設定されていることが多いですが、冷媒回路(圧縮機、冷却器、本体付属配管)の保証期間は約5年ほどの期間が設けられています。

またメーカーや販売店によっては長期保証のプランも提供されていますので、エアコン購入時に詳細を確認しておくことをおすすめします。

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 まとめとして

エアコンは約10年を過ぎると故障のリスクも高まるため、買い替えを検討する必要があります。

一般的に10年を過ぎたエアコンは修理対応が不可になりますので、各世帯とも長期に渡って使用したエアコンが故障した場合は買い替えをしなければなりません。

「エアコンの平均寿命は?」

「他の家庭はどれくらいの期間でエアコンを買い替えるの?」

といった疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

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