定形外郵便には補償がない


生活をしていく中で、補償ということが起こり得る機会はたくさんあります。

その中でも一番頭に浮かびやすいのは生命保険の補償でしょう。


また、郵便で手紙やはがきや荷物などを送る際に、

紛失や損傷
などが生じたときにも適用となる場合もあります。


ところで、一言で「ほしょう」とは言いましても、漢字で表しますと、

「保証」や「補償」

という文字があります。


では、今回取り上げました、

定形外郵便に対して「ほしょう」という場合はどちらを使えばいいのでしょうか?


この記事ではそのことについて詳しくお話ししてみたいと思います。


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 「保証」と「補償」の違いや意味はなに?使い分けの仕方

まず、二つの違いや意味を理解しておく必要があります。

「保証」という言葉を辞書で調べてみますと、

「間違いない、大丈夫であると認め責任を持つこと」

例えば、

「品質を保証する」
「彼の人柄については保証する」

といった使い方ができます。

また、債務者が債務を履行しない場合に、
代わって債権者に債務を履行する義務を負うことを保証債務といいます。


「補償」という言葉を辞書で調べてみますと、

「損失を補ってつぐなうこと。特に損害賠償として、財産や健康上の損失を金銭でつぐなうこと」

とあります。


以上のことから言いますと、

○「定形外郵便には保証があります」という場合は、

「定形外郵便物がきちんと届くことを約束します」

という意味になります。


○「定形外郵便には補償があります」という場合には、

「定形外郵便物が紛失または損傷した場合、それなりの金銭をもってつぐないます」

という意味になるわけです。


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 定形外郵便とはそもそもどんなものだろう?

定形外郵便ですが、

今回取り上げています補償というものはありません。

つまり、破損や汚損、紛失などが生じた場合の補償というものはないのです。
また、荷物の追跡サービスというものもありません。


ただし、オプションサービスとして書留とすることはできます。

○ 一般書留

引き受けから配達までの送達過程を記録します。
万一、郵便物等が壊れたり、届かなかった場合に、実損額を賠償します。


○ 簡易書留

一般書留に比べて、料金が割安です。
万一の場合の賠償額は、原則として5万円までの実損額となります。


「定形外郵便」とは?
通常の郵便料金で送ることができる郵便のサービスです。

料金は全国一律ですが、重さによって変わってきます。
4㎏までの郵便物であれば、定形外郵便として送ることができます。


宅配便等を利用した場合は、距離が遠くなれば遠くなるほど送料も高くなるのが普通です。

定形外郵便を利用した場合は距離に関係なく、

北海道から沖縄に送っても

東京都内間で送っても

同じ料金になります。


参考サイト:定形郵便と定形外郵便の違いは何?料金や封筒の違いで納得


 オークションサイトなどの出品者が定形外郵便を利用したくない理由

オークションサイトの出品者としては、

万が一、商品に破損や汚損、紛失が生じてトラブルに巻き込まれることは避けたいと思っています。


上記でも述べましたように、

定形外郵便には郵便物が破損や汚損、紛失しても金銭などによりつぐなうといった補償はありません。

また、荷物が相手側にちゃんと届いたかを追跡できるサービスもありません。


郵便物の配送事故はほとんど起こらないと思うかもしれませんが、実際には起きています。

郵便局側の問題で届かない場合には、郵便局のほうである程度の調査をしてくれます。
ただ、見つかる可能性はかなり低いです。


また、配達後に郵便物がポストから盗まれるという事件も増えてきています。
さらには、届いているのに「届いてません」と言われることもあり得ます。


そのようなことから、出品者は定形外郵便を利用したくないと思うわけです。


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 まとめとして

定形外郵便に「保証」あるいは「補償」が有る無しの意味についてお話ししました。


「定形外郵便に保証がある」という場合は、

金銭や何かでつぐなうということではなく、定形外郵便がきちんと届くことを約束しますという意味になるということでした。


「定形外郵便に補償がある」という場合には、

郵便物が破損や紛失したりした場合には、金銭でつぐなわれるということでした。


しかし、実際には定形外郵便には補償はないということです。

ご理解いただけましたでしょうか。

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