筑前煮や青椒肉絲など、たけのこを使った美味しい料理。
たけのこの旬の時期ではなくても、食べたくなって作る時は、たけのこの水煮が使えますよね。
季節を問わず、どこでも手に入るし、下処理も済んでいて手軽で便利です。
ただ、たけのこの水煮は開封した時や、軽い調理後のすっぱい感じの匂い気になったことありませんか?
天然のたけのこの様に、風味豊かな食感と味わいを期待していても、全然違うので残念な気もします。
その水煮のたけのこの、酸っぱい風味の匂いの原因や、邪魔な風味を消す方法をご紹介します。
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いつでも食べられるよう水煮にした為の保存料が原因
先にお伝えするのは、安全であるということ。つまり、
「酸っぱい」=「傷んでいる風味」
ではなくて、
保存料の関係で、どうしてもこの酸っぱい匂いがしてしまうのです。
水煮の保存料には酸化防止剤が入っていて、その成分が乳酸やビタミンC、クエン酸など、酸味のある食品添加物が使われているのです。
これらの保存料のおかげで、水煮の製品は酸化防止や変色などが抑えられて季節を問わず、いつでも使えるようになっています。
ですが、どうしても酸味の匂い移りが防げません。
味の濃い料理などに使う場合は、そのままでも気にならない程度ですが。
どうしても気になる方で、少しでも酸っぱい匂いを軽減したい場合は、少し手間をかけて匂いを取り除いてから使うと良いでしょう。
たけのこ本来の風味が欲しい!酸味を消す方法
天然のたけのこ程の香り高い風味にはならないまでも、「すっぱい匂いが消えたらもっと美味しくなるのに!」
と、酸味が苦手な場合は特に思うことでしょう。
そこで、簡単に酸味を軽減する方法をいくつか挙げてみます。
まずは水煮の水を捨て、新しい水で軽く煮ること
熱湯で2~3分茹でると、余分な酸味や保存料などの成分が抜けるので気にならない程度に処理できます。
保存期間が長く酸味が強い水煮の場合は15分ほど茹でると良いようです。
素材がくったりしてしまうかも知れませんが、匂いは軽減できます。
ゆで上げたたけのこを水洗いし、ザルにあけて水切りしましょう。
これで茹でこぼしの完了です。
調理する前に新しい水に少しさらしておくだけでもOK
酸味は気にならないけれど、水煮の水が添加物だから気になるな、という場合には、
こちらを是非やってみて下さい。
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まとめとして
旬の天然たけのこは、食感も風味も断然素晴らしく高いものです。また、1年を通して手に入る時期は短いものです。
そしてなにより、調理するまでにちょっとした下処理の手間もかかりますよね。
その点、水煮のたけのこなら、年中どこでも手に入り、食べたい時に食べられる便利なアイテムです。
保存料が施されているのは仕方ないことなので、気になる酸味などを軽減する処理をして、いつでも美味しく食べて下さいね。