皆さんはご自分のお子さんを叱ったりする場合に、
「あ~、あんなに叱らなければ良かったあ・・・」
「もっとこう叱れば良かったかなあ・・・」
など叱ったこと自体に後悔するようなことはありませんか?
叱ったご自身も反省するし、子供にも悪影響ではなかったか心配になったりと、そんなことが多いものです。
今回は子供の叱り方について、より効果的な叱り方をご紹介してまいります。
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この叱り方は後悔するかも?
わたしたちが子供を叱る場合に子供にマイナスな結果を招くもの、つまり、よくある失敗パターンをご紹介致しますね。よくあることなのですが、
①「感情的に叱る」ということがよくありませんか?
本当についついしてしまいがちなのですが、感情的にばかり叱ることは子供にとってはマイナスです。
情緒不安定な子供になりがちな傾向があるので、カッとなる前の深呼吸、冷静になるように心を落ち着けるよう大人がまず努力してみましょう。
②「延々と怒り続けること」が多い方もいませんか?
わたし自身は個人的な主観ではありますが、延々と続けるのは自分の時間を無駄に割いてしまう効率の悪さと、体力と神経を無駄に擦り減らしてしまうためあまり好ましくないように感じます。
もしかしたらご両親の中では延々続けることで、
という気持ちを植え付けることができると思われている方もおられるのかも知れませんね。
ただ、残念ながら、わたしの個人的な主観だけの意見だけではなく、延々と叱り続けることはあまり意味のないことのようです。
子供はあまり集中力が持続できるものではありません。
ですから、延々と叱り続けたとしても逆にわたしたちが伝えたいことが伝わらなくなってしまうのです。
伝えたいことも伝わらず、ただ単に怒られていることが印象的に残るだけになってしまうのです。
子供を叱るうえで後悔しないためには
社会に出た大人の人で、消極的な傾向が強い人は比較的ではあるものの、子供の頃にお父さんやお母さんに叱られていたことが多いようです。
人って怒鳴られることが多いと面倒くさくなるものではないでしょうか。
子供のときに、何をしても怒られる・・・。だったら何もしないようにしよう。
そういう気持ちが少しずつ増幅されていき、結果的に消極的な性格になってしまうようです。
子供を叱るのであれば、
「叱る叱る叱る」ではなく、
「褒めてから叱る」
というスタンスのほうが良いと思います。
では、単純にどうすれば良いのか?
たとえば、何か子供が問題を起こしたとして、その問題の中にも子供がなぜそうしたかったのか、というものがあるはずです。
それを考え、
「これがしたかったのかな?でもね、これはこうしたほうがいいんだよ」
というような指摘をしたほうがよいと考えます。
さらに最後に、
「今度は大丈夫」
「そのうちできるよ」
などの声かけを追加するとなお良いでしょう。
改めて子供を叱るということとは
子供を叱るということは、必ずしもすべてが悪いことではないと考えます。誰かに叱られるということは、どんな人間でも必ずしも経験することであって、それは子供のときに皆が最初に経験するものではないでしょうか?
仮に叱られるということを子供のときに経験していなかった大人が存在するとすれば・・・
果たして大人になったとき、いえ、それより前の学生時代から世の中の流れに適合できないのではないかと考えます。
もちろん、ご説明してきましたように、ただ叱るだけでは上手に叱ったとはいえません。
叱り方によっては子供ののちの将来に悪影響に作用すされることがみられる場合さえもあるのです。
ここで改めて考えてみてください、わたしたちが小さな子供さんを叱るという行為、それは人間の遺伝子のように、わたしたち人類が滅亡するまで続いていくことなのです。
叱る=自分の孫やひ孫、そしてさらにその玄孫と・・・
延々と伝統のように続いていくのです。
こうやって考えますと、子供を叱るということは何気に普通にしていることではあるものの、子供の未来に代々直結しているものなのかも知れません。
まとめとして
大げさと思われるかも知れませんが、子供の将来は、大人の普段からの声掛けによって決まると言ってもあながち間違いでは無いのかも知れません。子供は
「叱られ続けて育つ子供は消極的」
「褒められて育つ子供は積極的」
といったものに繋がりやすいです。
性格は小さい頃から形成されていくものです。
たかが子供を叱るぐらいと考えるのではなく、冷静な状態で大人らしく叱ることが大切なのではないでしょうか。