野球やゴルフなど、左利きの方が苦労されたり、場合によって重宝がられたりするケースが多々あります。
これはスポーツだけではなく、音楽にも同じ事が言えますよね。管楽器ならあまり問題にはなりませんが、弦楽器、特にギターやベースは大きく影響してきます。
左利き専用ギターを使ったり、右利き用ギターを無理矢理左に持って弾いたりする方法がありますが、実際にギターのコードの違いや演奏する上で不利なことがあるのでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えします、また有名な左利きのギタリストの方もご紹介いたします。
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左利き用のギターコードは?
左利きの方はギターのコードも変わってくるのかと言うと、実際は右利きのギターのコードを反転させたものが、左利き用のギターコードとなります。
最初は慣れが必要ですが、次第に慣れてくると、右利き用のコード表を見た途端、頭の中で左利き用に変換されるようになるそうです。
「慣れ」が重要になりますが、左利き用のコード表に簡単に変換できるサイトがインターネット上にありますので、利用してみると良いでしょう。
市販されているスコア(楽譜)は殆ど全てが右利き用のものになります。
なので、残念ながら左利き用にわざわざ作られているスコアは、限りなくゼロに近いと言えます。
初心者向けのための左利き用教本はありますが、いざ曲を弾こうとする場合は、どうしても頭の中で変換しなければなりません。
左利きの方がギターを演奏するには?不利なことあるの
左利きの方が、まずギターを買おうかと思った際、色や形、弾きやすさ、音色などこだわりがあるかと思います。ただ、左利き用のギターは種類がとても少なく、流通量もとても少ないので、あまり選択肢がありません。
また、基本的に販売されているスコア(楽譜)などは右利きを前提としたもので、いちいち頭の中で変換しなければなりません。
そして、いざギターを教わろうとした際に、教室に左利き用のギターが無い場合もありますし、逆に自分が教える立場になった場合にも不便を感じるかも知れません。
友達のギターを弾けなかったりしますね。
また、ギター全般に言えることなのですが、初心者は左利き・右利き問わず、まず最初に弾くのに苦労します。
右利きの方が右利き用を使っても、思うようには弾けません。とにかく練習するしかありません。
これは、左利きの方が左利き用を使っても結果は同じです。
もちろん、左利き用であればピッキングの上達は遅くとも、フィンガリングは「利き手」な分、上達が早いかと思います。
右利き用で練習してみて、どうしてもピッキングのストロークで違和感を感じ、左利き用にするという人もいるらしいですが、右利きの人も同様で、演奏の大変さは変わりません。
結局のところ、ギターを上達するためには、練習するしかないようですね。
あと、最後は「慣れ」がものを言いますので、左利きの人でも諦めずに一生懸命練習すれば上手くなると思います。
左利きの著名なギタリスト
最も有名なのは、ビートルズのポール・マッカートニーでしょう。
ポール・マッカートニーは、左利き用のギター(レフティー)を使う人ですね。
彼は左利き用のギターを使っていますが、そもそも左利き用のギターそのものが少なく、選択肢が少ない中で選ばなければなりませんので苦労があったようです。
ジミ・ヘンドリックスやアルバート・キングも左利きで有名ですね。
日本人で有名なのは松崎しげるさん、甲斐よしひろさんが挙げられます。
彼らは左利き用のギターを使わず、右利き用のギターをそのままひっくり返して弾いているのです。
もちろんコードも独特なので、真似するのは難しいでしょう。
まとめとして
スポンサーリンクギターは触覚の他に、視覚も影響してきますので、左利きの初心者の場合、とてもアドバンテージの大きい楽器でもあります。
そのアドバンテージは上達してもあまり減ることはありませんので、ここはひとつ選択肢として、右利きの方同様にプレイしてみてはいかがでしょうか。